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2020年3月

2020年3月31日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/31

『UP』4月号に目を通す。恒例の〈東大教師が新入生にすすめる本〉アンケートで『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』を若い先生が挙げてくれている。このアンケートも回答者がどんどん減っているのではないか。人文系の回答者が少ないこともあって、わたしの読んだ本も3冊だけだった。
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仲里効論集の「境界の映画、映画の境界――沖縄映画、日本映画、一つの映画か二つの映画か?」テキスト処理+通読+ファイル修正のつづき。
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ポール・リクール『生きた隠喩』(岩波現代選書) 再読つづける。第一研究「弁論術【レトリック】と詩学の間――アリストテレス」の5節を読む。第一研究、終り。ここではアリストテレスのミメーシス概念が積極的にとらえかえされている。
《結局、ミメーシスの概念は、言述の状況を示す指標として役立つ。いかなる言述も、われわれが世界に帰属していることを廃してしまわない、ということをミメーシス概念は喚起してくれる。いかなるミメーシスも、創造的なミメーシスでさえ、いやとりわけ創造的なものこそ、世界内存在の地平の中でおこなわれ、ミメーシスは世界内存在をミュトスのレベルにたかめるに応じて、それを明瞭に示すのである。想像性の真理、詩の存在論的な発見能力、そこに私はアリストテレスのミメーシスを見いだすのである。》(57ページ)
《人物を〈行動する者として〉、一切の事物を〈生動するものとして〉表現することが、まさに隠喩的言述の_¨存在論的¨_機能となり得るだろう。隠喩的言述において、眠っている実存の潜在性が花開く_¨ように¨_現われ、行動の潜在能力が現実_¨として¨_現われるのである。/_¨生きた¨_表現とは、_¨生きた¨_実存を語るものである。》(58ページ、強調は原文)
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『現代詩手帖』4月号、読了。稲川方人ほかの現代詩季評という鼎談形式を読む。どういう方向に展開するつもりなのか、具体性がよく見えない。
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江藤淳『漱石とその時代 第二部』(新潮選書) の4節を読む。イギリス行きの船旅。漱石の英語はなかなかのもの。

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2020年3月30日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/30

萩原印刷にtel。デュラス×ミッテラン対談集の出来を確認。~11時半、萩原印刷へ。見本15冊、受取り。~3時まえ、千歳船橋駅で坂本佳子さんに会い、見本7冊渡す。
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仲里効論集の「境界の映画、映画の境界――沖縄映画、日本映画、一つの映画か二つの映画か?」テキスト処理+通読+ファイル修正。これは修正が多いので進まない。
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江藤淳『漱石とその時代 第二部』(新潮選書) の3節を読む。イギリス留学の途につく。

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イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第二篇 純粋実践理性の弁証論」の「第一章 純粋実践理性一般の弁証論について」~「第二章 最高善の概念規定における純粋実践理性一般の弁証論について」の一。幸福を追求したエピクロス派と徳を追求したストア派の対立。同一であるべき最高善を追求しながらもアンチノミーに陥る関係をカントはいつものようにア・プリオリとして切り抜ける。
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『現代詩手帖』4月号、読みはじめる。まずは掲載詩から。
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ポール・リクール『生きた隠喩』(岩波現代選書) 再読つづける。第一研究「弁論術【レトリック】と詩学の間――アリストテレス」の3節~4節。

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2020年3月29日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/29

イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第三章 純粋実践理性の動機について」のつづき~終り。第一篇も終り。『純粋理性批判』と分析上の深い関連を力説している。
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江藤淳『漱石とその時代 第二部』(新潮選書) 読みはじめる。1節~2節。熊本時代の最後のころ。飼い犬の話が出てくる。
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フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の付録(異文)と(訳者)あとがきを読む。読了。
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ポール・リクール『生きた隠喩』(岩波現代選書) 再読はじめる。「日本語版への序文」、「序論」。さらに第一研究「弁論術【レトリック】と詩学の間――アリストテレス」の途中まで。

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2020年3月28日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/28

『風都市』37号に目を通す。瀬崎祐個人誌。
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イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第三章 純粋実践理性の動機について」のはじめ~。〈道徳的感情〉についての議論。
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フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の第八章~第十章。付録を残して読了。

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2020年3月27日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/27

『季刊 未来』春号100部とどく。「隠喩の暴力性――言語隠喩論」掲載。ほかに『[第二版]公共性の構造転換』21刷2冊もとどく。
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仲里効論集の「ブルー・ヴァリアント──『聖なる夜 聖なる穴』の迷宮から」を『沖縄/暴力論』のデータから編集ずみファイルをコピー。読み直しとファイル修正の追加、スミ。
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瀬崎祐さんより『風都市』37号とともに、第二次『走都』4号の感想文がとどく。本人のホームページの「瀬崎祐の本棚」に掲載したもの。言語隠喩論を楽しみにしてくれるようだ。『季刊 未来』冬号は未読、と。
   *
みうらひろこ詩集『ふらここの涙――九年目のふくしま浜通り』通読。サブタイトルにあるように、原発被災とその後の現実をテーマとしている。「ふらここ」とはブランコのことで、被災地に残されたブランコに仮託して心情を語っている。詩としてもうすこし昇華できないものか。
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江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の20節の途中~23節、あとがき。読了。非常におもしろく読めた。
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フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の第七章の途中~終り。
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宮尾節子さんがTwitter(https://bit.ly/2UmWOBP)で3回にわたって『発熱装置』について言及、引用してくれる。《清々しく、朗らかな、詩集。久しぶりに、全部読むのが、もったいなくて、読まない努力をしている詩集》云々、と。うれしいことだ。~宮尾さんにお礼のコメントを付けてリツィート。
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峯澤典子さんがTwitter(https://bit.ly/2UonRgg)で「言語隠喩論」について言及してくれている(18日)のを発見。興味をもってくれてうれしい。



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2020年3月26日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/26

萩原印刷・金子さんにtel。きょうの『季刊 未来』春号の引取りは「自粛」し、2本分(100冊)送ってもらうことに。
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仲里効論集の「『無の造型』から〈虚数〉の海まで」と「作文と歌と欲望された〈日本〉――沖縄戦後世代の模倣と鏡」をe.Typist NEO v.15.0での読み込みがうまくいく。テキスト保存。かなり校正する必要はあるが、あとは高橋君にまかせる。
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『コールサック』101号に目を通す。
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きのう書いた「(受賞の言葉)」を読み直し、加筆。『詩と思想』ヴァージョンと『詩界通信』ヴァージョンとしてそれぞれ完成。~『詩と思想』編集部に原稿と近影写真をE-mailで送付。原稿のプリントと自己紹介原稿は郵送。『詩界通信』の分は原詩夏至さんと待望社にE-mailで送付。
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仲里効論集の「死者たちの交差に萌えるもの」の通読+テキスト処理、スミ。大幅に書き換えがあるので、オリジナルを尊重する。
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イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第二章 純粋実践理性の対象の概念について」のつづき~終り。
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フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の第六章のつづき~第七章の途中。
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江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の19節~20節の途中。漱石の結婚。松山から熊本へ。

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2020年3月25日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/25

『グッフォー』73号に目を通す。土屋一彦編集。
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『へにあすま』58号に目を通す。
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仲里効さんよりE-mailで論集の元原稿2本とどく。~仲里効論集の「窓を開ければ――〈非〉と〈反〉の果てまでも」の通読+テキスト処理、スミ。さらに「季節風に吹かれ、カフカ的に――島尾伸三の〈照片〉と〈雑文〉の曲率」もスミ。仲里さんにtel。不足データ1本あり。送ってもらう。表記等はこちらにまかせてもらう。
   *
日本詩人クラブ詩界賞の「受賞の言葉」を、『詩と思想』用に28字×15行分を作成&印刷。さらに『詩界通信』91号のためにこれの拡大ヴァージョンを800字弱で書く。当然ながら一部は重複。あすにもE-mailで両方に送付予定。
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イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第二章 純粋実践理性の対象の概念について」のはじめ~。
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江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の18節を読む。
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フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の第六章のはじめ~。

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2020年3月24日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/24

『オペラ戦後文化論II』のゲラをチェックし、メッセージを作成&印刷。~千歳船橋郵便局へ。メッセージを同封して小林康夫さんにゆうパックで送付。
   *
未來社ホームページで「注目の本」に『加藤尚武著作集第15巻 応用倫理学』をアップ。『季刊 未来』春号の目次もアップ。
   *
仲里効論集の「一九六八年沖縄・夏の別れ歌――川満信一と伊礼孝の分水界を巡って」の通読+テキスト処理のつづき~終り。つづいて「たった一つの〈此処【くま】〉、幾つもの〈彼処【あま】〉」もスミ。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の16節の途中~17節を読む。漱石は27歳のときに病を患ったとき、こんなことを書いている。
《人間は此世に出づるよりして日々死出の用意を致す者なれば、別に喀血して即席に死んだとて驚く事もなけれど、先づ二つとなき命故使へる丈使ふが徳用と心得、……》(248頁)
 なんとなくカント的だ。
   *
イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第一章 純粋実践理性の原則について」の二を読む。第一章、読了。
   *
フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の第三章の途中~第五章を読む。

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2020年3月23日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/23

萩原印刷・金子さんよりtel。デュラス×ミッテラン対談集『パリ6区デュパン街の郵便局』の見本部数の件。とりあえず15部とし、残りは未來社流通センターへ。小林康夫『オペラ戦後文化論II』の初校出校は夕方になりそうなので、持参してくれる由。
   *
仲里効さんよりE-mailで論集の元原稿11本とどく。残り4本は後便で。とりあえずこれで進めることにする。~仲里さんにtel。1968年/72年という時代の節目を軸に論じたものを中心軸に編集する方向を伝える。
   *
書物復権2020の復刊書のうち、『人類』の訳者・宇京賴三さん、『モーゼスおばあさんの絵の世界』の訳者・加藤恭子さんに書物復権の依頼書を作成し、返信封筒も同封して送付。
   *
6時すぎ、萩原印刷・金子さん、来社。『オペラ戦後文化論II』初校持参。想定通り259ページ。書物復権2020の3冊、スキャン用に渡す。
   *
フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) の第二章~第三章の途中。
   *
『タンブルウィード』7号に目を通す。若尾儀武編集誌。
   *
イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第一章 純粋実践理性の原則について」の一を読む。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の15節の途中~16節の途中。

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2020年3月22日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/22

イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第一章 純粋実践理性の原則について」の第八節を読む。
   *
フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫) 読みはじめる。第一章を読む。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の15節の途中~。

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2020年3月21日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/21

イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第一章 純粋実践理性の原則について」の第四節~第七節を読む。
《君の意志の格律が、いつでも同時に普遍的立法の原理として妥当するように行為せよ。》(72ページ)
 これは「第七節 純粋実践理性の根本法則」の有名な格律だ。
   *
『アビラ』創刊号に目を通す。宮崎の詩人、後藤光治の個人詩誌。最近は個人詩誌の創刊が多いようだが、これも詩の社会への先鋒的役割をめざした優れたひとつとなりそうだ。
   *
『とんてんかん』6号に目を通す。清岳こう編集誌。
   *
『樹木』38号に目を通す。ことしの高見順賞授賞式に配布される予定が延期になったので、執筆者に先に送るというもので、安藤元雄さんの指示で送ってくれた由。安藤さんのは昨年の式のさいの話で、大岡信、入沢康夫という詩人の逝去によって自分も死んだというような元気のないものだった。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の13節~15節の途中。漱石の嫂への思慕。

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2020年3月20日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/20

日下部正哉個人誌『放題』創刊号への論評を「『走都』書評欄」に増補。~日下部さんにE-mailでお礼と感想。ブログページ(http://poiesis1990.cocolog-nifty.com/blog/)の連絡など。
   *
イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の「第一部 純粋実践理性の原理論」の「第一篇 純粋実践理性の分析論」の「第一章 純粋実践理性の原則について」の第一節~第三節を読む。
   *
広瀬大志詩集『ライフ・ダガス伝道』通読。2冊の詩集が合わせ鏡のようにいっしょになっている。『ダガス伝道』のほうはまるで経文のようでことばが迷走しているが、『ライフ』のほうは横組みで、一般人になりかわってそれぞれの生活を思いっきりベタなことばで綴っていて、おもしろい。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の10節~12節を読む。漱石が子規に諭したことばはかなり辛辣だが、書くことの原理を示している。
《思想中【うち】に熟し腹に満ちたる上は、直【ただち】に筆を揮つて其【その】思ふ所を叙し、沛然驟雨の如く勃然大河の海に潟【そそ】ぐの勢【いきほひ】なかるべからず。文字の美章句の法抔【など】は次の次の其の次に考ふべき事にて、Idea itselfの価値を増減スル程の事は無之様【これなきやう】に被存【ぞんぜられ】候。……御前の如く朝から晩まで書き続けにては、このIdeaを養ふ余地なからんかと掛念【けねん】仕【つかまつ】るなり。……毎日毎晩書【かい】て\/書き続けたりとて小供の手習と同じこと……御前少しく手習をやめて余暇を以て読書に力を費し給へよ。……手習をして生きて居ても別段馨【かんば】しきことはなし。Knowledgeを得て死ぬ方がましならずや。》(165頁より孫引き)
 これは痛烈だが、現代の詩人たちにもあてはまるようだ。

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2020年3月19日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/19

イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) の序の途中~「緒論 実践理性批判の構想について」を読む。『純粋理性批判』にあわせて二部構成で「第一部 純粋実践理性の原理論(その分析論と弁証論の二篇)と「第二部 純粋実践理性の方法論」となっていて、圧倒的に第一部に大きなウェイトがある。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の7節~9節を読む。正岡子規を驚かせ、漱石の文学への進路決定に決定的な意見を述べた米山保三郎という若い同級生の話はおもしろい。
   *
『放題』創刊号、通読。日下部正哉個人誌。長い評論「了解と訣別――鮎川信夫と八〇年代の吉本隆明」を読む。5歳ほど下の世代で一九六〇年代末の大学闘争に〈遅れてきた青年〉〈遅れたままの青年〉だという自覚をもつ。その遅れの分を遡及的に学習して、われわれ世代に共通の問題意識に迫ろうとしている。ひろい意味での〈吉本主義者〉のようだが、その観点から吉本の鮎川信夫、埴谷雄高などとの関係に関心をもっているようだ。とりわけ鮎川との思想的別れのところで、鮎川の死後すぐに刊行された現代詩読本『さよなら鮎川信夫』掲載のわたしの「〈モダン〉の思想的極限――最後の鮎川信夫」に言及、引用し、吉本と鮎川のあいだにポスト・モダン現象にたいする決定的な立場の違いが準備されていたことが「三浦和義事件」をめぐる意見の相違となって現われた点の指摘を、ふたりの訣別の根底にある問題を《いちはやく洞察していた一文》と評価しつつ、吉本のポスト・モダン的位置はフランス現代思想的なそれではなく、独自の思想的文脈に根ざしたものであると留保を付けている。わたしの『単独者鮎川信夫』を読んでくれた痕跡はないのが残念だが、みずからの思想形成をストレートに述べているところに好感がもてる。

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2020年3月18日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/18

萩原印刷・金子さんよりE-mail。デュラス×ミッテラン対談集の売上げスリップ、カバー色校の写真など、とどく。~坂本佳子さんにE-mailでカバー写真を送付。
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イマニュエル・カント『実践理性批判』(岩波文庫) 読みはじめる。序の途中まで。
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仲里効論集の原稿読みのつづき。
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江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の6節を読む。

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2020年3月17日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/17

『すばる』2018年4月号の菅野昭正連載「小説と映画の世紀」第二回のカフカ『審判』論を読む。原稿量としては69枚弱。
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土曜美術社出版販売にtel。「詩と思想」の原稿依頼に必要な原稿と近影写真を送るのでメールでいいかを確認し、メールアドレスを聞く。
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仲里効論集の原稿読みをはじめる。これは68年/72年論とすればいけそうだ。
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江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) の3節~5節。

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2020年3月16日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/16

12時45分ごろ、萩原印刷へ。『季刊 未来』春号の白焼き責了に。『オペラ戦後文化論II』の入校。岸顯樹郎さん、デュラス×ミッテラン対談集のツキモノ原稿、持参。入校。
   *
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章――文化と価値』読了。ヴィトゲンシュタイン研究としてはヒントの多い本だろうが、「直接には哲学に関係しない文章を並べる」というもともとの編集方針どおり、隠喩論にはエピグラフとして以外に使えるところがなかった。
   *
松沢桃詩集『ウシュアイア』通読。典型的な紀行詩集。いろいろなところへ行っていることはわかるが、書くモチベーションが見えない。
   *
L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの36章(幕舎の建築の詳細)を読む。
   *
江藤淳『漱石とその時代 第一部』(新潮選書) 読みはじめる。1節~2節。さすがにおもしろい。

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2020年3月15日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/15

『オペラ戦後文化論II』の本文、注の仮ゲラ印刷。本文はポイエーシス18行形式で259ページ、注は脚注形式で11枚分。組み指定書も作成&印刷。これであす入校へ。データはE-mailで萩原印刷・金子さんに先に送っておく。
   *
『飛脚』23号を読む。石毛拓郎個人誌。石毛がコロナウィルス騒ぎに乗じて安部政権が戒厳令ないし非常事態宣言を出したくてうずうずしていると見抜いているのは同感。現代詩の「無害」さへの警告も忘れていないのもさすがだ。
   *
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章――文化と価値』読みつぐ。

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2020年3月14日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/14

内村剛介『失語と断念――石原吉郎論』読了。
《石原にとって失語があったとすれば、それはジャパンの日常のなかでの失語であり(それはそれとしておろそかにできぬが)、シベリヤでの失語でなかった……》(201ページ)
と内村は厳しい。
   *
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章――文化と価値』読みはじめる。
《もしも、ある本が少数の人のためにだけ書かれているのなら、そのことが明らかになるのは、まさに、少数の人しかその本を理解しないという事実によってである。本というものは、それを理解する者と、理解しない者とを、自動的に区別してしまう。序もまた、まさに、その本を理解する人のために書かれるものである。》(38ページ)
これは言語隠喩論のときに使おう。
   *
L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの35章(モーセ、主のために民に貢ぎ物を献上させる)を読む。

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2020年3月13日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/13

萩原印刷に寄り、『季刊 未来』春号の残りの責了紙を渡す。白焼きは16日(月)の予定。『加藤尚武著作集第15巻 応用倫理学』見本10冊、受取り。~加藤尚武さん宅へ。見本ほかを渡す。『季刊 未来』夏号で加藤尚武著作集への論評を最大3人に依頼することに。
   *
未來社ホームページの「TOPICS」(https://bit.ly/33fBT6B)に「加藤尚武著作集全15巻が完結しました!」の記事を作成し、アップ。
   *
L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの34章(モーセの十誡)を読む。
   *
ジョルジョ・アガンベン[上村忠男訳]『幼児期と歴史──経験の破壊と歴史の起源』の序「言語活動の経験」を再読。ここでアガンベンはカント的超越論的な経験概念ではなく、言語自体の言語活動の経験の可能性について論究している。これは詩の問題だ。
   *
内村剛介『失語と断念――石原吉郎論』読みはじめる。これまで敬遠してきた本だが、石原吉郎の真実をついたおそろしい本だ。

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2020年3月12日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/12

萩原印刷・金子さんよりE-mailで『季刊 未来』春号の表2-3のゲラPDFとどく。印刷して確認。~つづいて加藤尚武さん、湯浅博雄さんの再校PDFとどく。いずれも校正スミ。~加藤さんにE-mailで送付。
   *
『オペラ戦後文化論II』の赤字ファイル修正つづける。第一幕の第三場~第五幕。第五幕第二場の欠落は1月6日にE-mailで届いていたのを見落としていたことがわかり、さっそく印刷してテキスト処理+通読+ファイル修正。沖縄写真家シリーズ〈琉球烈像〉論はとりあえずカット。260ページほどになる。
   *
松尾省三さんからE-mail。きのうイリプス30号2冊送った由。~とどく。詩「底の割れない話」掲載。~松尾さんに受取りのお礼E-mail。さっそく目を通す。
   *
上村忠男『アガンベン《ホモ・サケル》の思想』(講談社選書メチエ) の第V章~第VIII章、エピローグ、あとがきを読み、読了。上村によれば、アガンベンは、カントのように超越論的(先験的)にではなく、言語自身が言語活動を経験する、という視点を打ち出しているらしい。『幼児期と歴史』の序「言語活動の経験」を読み直すこと。~「『走都』書評欄」に短評を書く。

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2020年3月11日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/11

『オペラ戦後文化論II』の赤字ファイル修正はじめる。第一幕の第二場まで。
   *
上村忠男『アガンベン《ホモ・サケル》の思想』(講談社選書メチエ) 読みはじめる。まえがき、プロローグ、第I章~第IV章。法律の適用外に放置された〈聖なる人間〉としての〈ホモ・サケル〉をめぐって、ナチの強制=絶滅収容所における〈ムーゼルマン=回教徒〉についての証言の問題(人間と非-人間の、主体と脱-主体の関係をめぐる洞察)やカフカの寓話「法の前に」のさまざまな解釈、例外状態の法的解釈の問題などが論じられる。

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2020年3月10日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/10

萩原印刷・金子さん、集金をかねて来社。デュラス×ミッテラン対談集の白焼き責了もどし、『季刊 未来』春号の責了分(目次、仲里効、上村忠男、佐々木力、野沢啓、表2)もどし。
   *
戸田事務所・濱浦さんよりE-mailで『季刊 未来』春号の表紙のPDFとどく。~印刷。修正1箇所あり。濱浦さんにtelにて連絡。
   *
加藤尚武さんにtel。『季刊 未来』春号の「子育て論から、平和論までの長い倫理学」の初校PDFをきのう遅くに送った件。これから見てもらうことに。~加藤さんよりFAXで校正とどく。~赤字を転記して萩原印刷にFAX。追加文案は金子さんにE-mailで。
   *
萩原印刷・金子さんよりE-mailで湯浅博雄さんの『季刊 未来』春号のゲラが届いたとのことで、PDFを送ってくれる。確認して赤字転記。~広告データを圧縮し、金子さんにE-mailで送付。~さらに金子さんよりE-mailで『季刊 未来』春号の表3ページ、『公共性の構造転換』の売上げスリップの校正、とどく。表3ページのアキに既存のデータを流用してFAXで連絡。
   *
岸顯樹郎さんよりデュラス×ミッテラン対談集の資材案とどく。telもあり。決定したものを萩原印刷にFAX。
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イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第三章「純粋理性の建築術」のつづき~第四章「純粋理性の歴史」読む。これで残るは異文の付録と索引だけなので、これで読了とする。『純粋理性批判』ようやく読了。
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『詩と思想』3月号に目を通す。アンバル・パストという詩人の特集。不思議な詩人もいるものだ。
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L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの33章(モーセの願いと主の不可視性)を読む。
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アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第四部「数学者のための哲学 ウィトゲンシュタインの講義1932-1933年」の五~一一節を読む。本文、読了。
《私は、哲学とは思考を明晰にする活動であると考えている。》(495ページ)
 本文の最後をしめくくることば。訳者あとがき、文庫版あとがきも読む。

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2020年3月 9日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/9

岸顯樹郎さんよりFAXでデュラス×ミッテラン対談集のツキモノのプランとどく。オビ裏に修正1箇所をくわえてFAXでもどす。~岸さんよりtelあり。確認。~のち、扉裏の版権表示部分のFAX。スペルの間違いを発見し、連絡。
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萩原印刷・金子さんにFAXで、1ページにまとめてもらうよう『季刊 未来』春号の刊行・重版・書評関係、執筆者紹介ページをFAX。~春号のノンブル通し、広告の指定など。残りは目次、加藤尚武論文、刊行ページ。~萩原印刷・金子さんからE-mailで目次、加藤尚武論文の初校、出校。~加藤さんにE-mailでPDFを送付。校正を依頼。
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『UP』3月号に目を通す。
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L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの32章(民の不忠にたいする主の怒り。モーセに民を殺戮させるが、主はおさまらず民を罰する)を読む。
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アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「イースター学期 1935年」の講義XI~XV、つづけて第四部「数学者のための哲学 ウィトゲンシュタインの講義1932-1933年」の一~四節を読む。
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イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第三章「純粋理性の建築術」の途中まで読む。
《客観的な意味での理性認識(換言すれば、本来の人間理性からのみ初めて生じるところの理性認識)は、それが理性に存する普遍的源泉即ち原理から汲みとられるときにのみ、主観的にも理性認識という名を帯びることが許されるのである。》(126ページ)
 ここでは歴史的認識がたんなる知識の学習にすぎないものとして否定されている。
《外見だけでも理性によって自制し克己しているように見える人だともうそれだけで、たとえ知識が貧弱であっても或る種の類推によって、いまでも哲学者と呼ばれているのである。》(130ページ)
 このあたりカントの意地悪さが出ている。

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2020年3月 8日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/8

『詩と思想』1/2月号を拾い読む。あまり接点のない詩人が圧倒的に多い。
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イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第二章「純粋理性の規準」の第三節「臆見、知識および信について」を読む。第二章、終り。
《私は、必ず確信となることしか_¨主張¨_できない。換言すれば、これを何びとにも必然的に妥当する判断である、と言明することができない。もし私が自分の自信をよしとするならば、それを自分だけのためにとっておくのもよかろう。しかしそれを私以外の人たちにまで押しつけようとすることは、できもしないしまたすべきでもない。》(112-113ページ)
 心しよう。
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第二次『詩的現代』32号の主要な詩と評論に目を通す。季刊で300ページ近い生産量はほかにない。
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アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「四旬節学期 1935年」の講義XIV~XVI、さらに「イースター学期 1935年」の講義I~Xを読む。

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2020年3月 7日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/7

『ガーネット』90号に目を通す。期待したが、特筆するものはなかった。
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尚泰二郎詞華集『郵便ポストのナイチンゲールな夜』通読。詞華集とあるが、断章ふうの短詩が並ぶ。ときにおもしろいものもあるが、やはり短すぎるので残らない。
   *
『59』20号に目を通す。伊藤芳博の縦書き横書き論は日本語(と詩)の未来にもかかわる重要な問題提起。わたしは書籍の縦書き絶対支持派だが、世の中は書籍からも縦書きからも遠ざかっていくようだ。
   *
きょう届いた『兆』185号に目を通す。林嗣夫が「後記にかえて――繰り返し、詩とは何だろう」で『単独者鮎川信夫』について触れてくれているのだが、どう読んだかがよくわからない。鮎川の隠喩論に深い感銘を受けたというのだが、わたしはその隠喩理解を不十分なものとして批判しているのだが。
   *
L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの31章(主はモーセに安息日の約束をさせる)を読む。
   *
イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第二章「純粋理性の規準」の第二節「純粋理性の究極目的の規定根拠としての最高善の理想について」を読む。
《我々が道徳的行為を我々に課せられた責務と考えるのは、道徳的行為が神の命令と見なされるからではなくてむしろかかる行為を果たすべき責務が我々にあるからこそ、我々はこれを神の命令と見なすのである。》(110ページ)
   *
アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「四旬節学期 1935年」の講義IV~XIIIを読む。

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2020年3月 6日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/6

加藤尚武さんよりE-mailで『季刊 未来』春号の全面書き換えした原稿「子育て論から、平和論までの長い倫理学」の送り直し。さっそくテキスト処理+通読+ファイル修正。仮ゲラ印刷。ぴったり入っているのはさすが。~仮ゲラをPDF化し、萩原印刷・金子さんにE-mailでデータとPDFを送付。
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『季刊 未来』春号の表紙用データ作成。書影とあわせて戸田事務所・濱浦さんにE-mailで送付。tel入れも。
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萩原印刷・金子さん、来社。デュラス×ミッテラン対談集の白焼き、持参。10日来社時に『季刊 未来』春号関連といっしょに責了で戻すことに。~白焼き校正、スミ。責了に。
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岸顯樹郎さんよりtel。デュラス×ミッテラン対談集の扉裏の版権表示部分のデータを忘れていたのを催促される。~データ作成。印刷してフランス表記の部分に赤字を入れPDF化。FLEX・渡邉さんにE-mailで送付。
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萩原印刷・金子さんからE-mail。刊行・重版・書評関係、執筆者紹介、広告の初校PDFとどく。後記の部分がほとんどとれないことがわかる。
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イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第二章「純粋理性の規準」のはじめ~第一節「我々の理性の純粋使用の究極目的について」を読む。
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『交野が原』88号、読了。金堀則夫編集誌。どこかなつかしい詩誌だ。一線級の書き手をそろえていて、詩集評も豊富だ。
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『独合点』138号に目を通す。金井雄二個人詩誌。今回は大橋政人がゲスト。
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『THROUGH THE WIND』39号に目を通す。原田勇男さんの二人詩誌。
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アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「四旬節学期 1935年」の講義I~IIIを読む。

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2020年3月 5日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/5

加藤尚武さんよりE-mailで『季刊 未来』春号の原稿「思想的に生きる私の歩み」とどく。~テキスト処理+通読+ファイル修正。仮ゲラ印刷5ページちょっと。6ページ目下段に著作集の内容広告を入れるほかに、他社広告を1本入れる必要が生じる。5行しか余らないが、内容的に完結のことばがほしい。~加藤さんにtel&FAX。加筆と修正を依頼。
   *
小林康夫さんよりオペラ戦後文化論IIの仮ゲラ校正、とどく。
   *
日本詩人クラブの竹内さんよりtel。4月5日に予定していた日本詩人クラブ三賞の授賞式は7月11日(土)に延期になったとの連絡。
   *
日本詩人クラブより6月末発行予定の「詩界通信」91号に「受賞の言葉」を800字以内で、との依頼状とどく。授賞式が延期になったのに、これでいいのかな。
   *
『一冊の本』3月号に目を通す。佐藤優のプーチン引退論の内実。
   *
きのうとどいた『季刊 未来』春号の野沢啓「隠喩の暴力性――言語隠喩論」再校を読み直し、さらにすこし訂正。これで責了に。
   *
イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第一章「純粋理性の訓練」の第四節「理性の証明に関する純粋理性の訓練」を読む。第一章、終り。
   *
アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「ミカエル祭学期 1934年」の講義XIVを読む。「ミカエル祭学期 1934年」 の部、終り。

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2020年3月 4日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/4

デュラス×ミッテラン対談集のオビ文案を作成。高橋君にも見てもらい、意見を聞いたうえで手を入れて完成。~FLEX・渡邉さんにE-mailで送付。
   *
『季刊 未来』春号の刊行+重版+書評・紹介記事ページを作成。執筆者紹介ページも「編集部発」をざっくり書いてみる。「営業部発」の分は未來社流通センターにtel入れ、宮川君に水谷君に伝えてもらう。目次ページも確定したところまで。とりあえず目次以外の部分のコピー赤字とデータをE-mailで萩原印刷・金子さんに送付。
   *
萩原印刷・金子さんよりE-mail。『季刊 未来』春号のゲラPDF2本とどく。湯浅博雄さんに初校ゲラを送るかの問合せ。湯浅さんは10ページ弱、野沢啓の再校は8ページぴったりで収まる。~返信E-mailで湯浅さんに送ってもらう。
   *
元澤一樹詩集『マリンスノーの降り積もる部屋で』通読。沖縄の若者の饒舌すぎるほどの抒情詩だが、ところどころに噴出する存在への怒りが過剰な暴力的言語と化している。この荒っぽさがどういう方向へ行くのかは未知数。
   *
アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「ミカエル祭学期 1934年」の講義XI~XIIIを読む。
   *
『地上十センチ』24号、通読。和田まさ子個人詩誌。今号は江代充がゲスト。
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イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第一章「純粋理性の訓練」の第三節「仮説に関する純粋理性の訓練」を読む。

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2020年3月 3日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/3

坂本佳子さんよりE-mailでデュラス×ミッテラン対談集の訳者あとがき、著訳者紹介の校正とどく。~PDFを印刷し、責了とする。
   *
仲里効さんよりE-mailで『季刊 未来』春号の「残余の夢、夢の回流2――友利雅人・未葬のオブセッション」のオーバー分削除の連絡。責了に。
   *
『季刊 未来』春号の野沢啓「隠喩の暴力性――言語隠喩論」のさらなる修正。再校へ。ファイルも修正。
   *
12時45分ごろ、萩原印刷へ。デュラス×ミッテラン対談集の初校責了紙、『季刊 未来』の湯浅博雄さん分の入校原稿渡し、野沢啓分の初校もどし。『加藤尚武著作集第15巻 応用倫理学』の白焼きが遅れているので、しばらく待つ。その間に岸顯樹郎さん、来る。『加藤尚武著作集第15巻 応用倫理学』のツキモノ色校、出校。チェック、スミ。責了に。つづけて本文白焼きも出る。校正して責了に。デュラス×ミッテラン対談集の装幀プランの相談いろいろ。
   *
イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第一章「純粋理性の訓練」の第二節「論争的使用に関する純粋理性の訓練」のつづき~終り。
《批判を欠くと、理性はいわば自然状態にあるようなもので、その主張や要求を貫徹し或いはまたこれを確保するには、_¨戦い¨_によるよりほかに途はない。これに反して批判は、一切の決定を自分自身の制定した基本的規則から得てくる。そして批判のこの権威には何びとも疑いを挟み得ないのである。》(50-51ページ)
 これが純粋理性批判の骨子か。
《懐疑論は、人間理性にとって憩いの場所である。》(59ページ)《懐疑論的方法は、なるほどそれ自体としては理性の諸問題を_¨十分に解決する¨_ものではないが、しかし理性に慎重を求め、またその合法的所有権を確保せしめ得る根本的手段を指示するための_¨予行的¨_方法になるわけである。》(67ページ)
 これはヒュームを念頭においている。
   *
アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「ミカエル祭学期 1934年」の講義VII~Xを読む。
《哲学問題というのは一種の囚われであり、ひとたび取り除かれたならば、かつてそれがわれわれを引きずりまわしていたことなど考えられないことと思われるだろう。》(235ページ)
 これはクーン的に言えば、パラダイムチェンジということだろう。

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2020年3月 2日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2020/3/2

1時まえ、坂本佳子さんと会い、デュラス×ミッテラン対談集の初校校正ゲラ、受取り。訳者あとがきの初校渡し。見本は30日の予定。いちおう3時に納品書とともに7部渡す予定に。寄贈リストを早めに送るように伝える。~受け取っていたゲラのチェック。この分はとりあえず責了に。
   *
萩原印刷・金子さんよりE-mailでデュラス×ミッテラン対談集の著訳者紹介ページPDF、『季刊 未来』春号の仲里効、野沢啓の分の初校PDF、とどく。~それぞれ印刷。坂本佳子さんに著訳者紹介ページPDFをE-mail添付で送付。仲里効さんの分は予想通り13行オーバー。E-mail添付でPDFを送る。野沢啓の分は6行分ほど余る。
   *
『図書』3月号に目を通す。
   *
日本詩人クラブの三賞担当理事・竹内美智代さんにtel。写真その他を送りたいので、メールアドレスを教えてもらいたいと伝える。~のち、メッセージでアドレスとどく。~E-mailで授賞式での紹介者2人の連絡と顔写真1枚を添付。
   *
『季刊 未来』春号の「隠喩の暴力性――言語隠喩論」のさらなる補足。8ページぴったりに収める。ファイルも修正。
   *
イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第一章「純粋理性の訓練」の第二節「論争的使用に関する純粋理性の訓練」のはじめ~。カントはヒュームについて《もともと公正な判断を下すために生まれついたような冷静な哲学者》(44ページ)などとべた褒め。
   *
アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「ミカエル祭学期 1934年」の講義V〜VIを読む。

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2020年3月 1日 (日)

思考のポイエーシス・日録2020/3/1

八木幹夫さんにtel。日本詩人クラブ詩界賞授賞式での紹介を依頼し、引き受けてくれる。岡田幸文のことなども。~山口眞理子さんにtel。同じくパーティでの紹介を依頼し、引き受けてもらう。近況もいろいろ。近く遊びに行くことに。
   *
『季刊 未来』春号の湯浅博雄「ランボー『言葉の錬金術』の詩学を探究するために8 新しい詩的言語の創出の試みII」の通読+ファイル追加修正~仮ゲラ印刷。12行ほど余るので著作目録データを最後に追加。
   *
坂本佳子さんにtel。デュラス×ミッテラン対談集の初校校正の確認。いちおうすんでいるとのことで、あす1時に千歳船橋駅で受取り。直しはそこそこあるらしいが、責了にできる範囲か。
   *
夏目漱石(三好行雄編)『漱石文明論集』(岩波文庫) の書簡、編者の「解説」を読む。読了。
   *
L'Ancient Testament (La Gene`se, L'Exode, Le Cantique des cantiques illustre+' par Marc Chagall) でL'Exodeの30章(主は終油の儀を細かく指示する)を読む。
   *
イマニュエル・カント『純粋理性批判 (下)』(岩波文庫) の「II 先験的方法論」の第一章「純粋理性の訓練」の第一節「独断的使用における純粋理性の訓練」の途中~終り。数学と哲学の定義、公理、直観的証明の差異。
《哲学と数学とを結びつけようとすることは、所詮僭越な企てであって、とうてい成功の見込みはない。むしろ哲学の意図を挫折せざるを得なくするだけである。哲学の旨とするところは、自分の本来の限界を誤認する理性のまやかしを発見し、我々の概念を十分に解明して、思弁の自負を控え目でしかも根本的な自己認識へ引き戻すにある。》(35-36ページ)
   *
アリス・アンブローズ編『ウィトゲンシュタイン講義 ケンブリッジ1932-1935年――アリス・アンブローズとマーガレット・マクドナルトのノートより』(講談社学術文庫) の第三部「ウィトゲンシュタインの講義1934-1935年」の「ミカエル祭学期 1934年」の講義I〜IVを読む。

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