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2019年1月 4日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2019/1/4

『加藤尚武著作集第8巻 世代間倫理』の『子育ての倫理学――少年犯罪の深層から考える』の高橋さん作成の仮ゲラの通読+ファイル追加修正、つづける。「第12章 いじめから抜け出す方法――権利の倫理学」9ページ、「あとがき」2ページ、スミ。これで『子育ての倫理学』終了。
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バルーフ・デ・スピノザ『神学・政治論――聖書の批判と言論の自由 上』(岩波文庫) の第六章「奇蹟について」のつづき~第七章「聖書の解釈について」の途中。スピノザの聖書解釈は聖書至上主義かつ非合理否定の徹底と言っていいだろう。
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『ヴァルター・ベンヤミン著作集8 シュルレアリスム』の「フランスの作家たちの現在の社会的立場について」の途中まで読む。
《真の光栄は詩をみすてて、科学、哲学、アクロバット、慈善、社会学などに移った。今日、詩人はほかのことには役だたない、金をもらうことにしかむいていない。かれらはほとんどはたらかないし、大部分は(小唄作家たちやその他の数人をのぞけば)まったく才能がなく、したがって弁解の余地もまったくないからだ。中途半端に才能のある詩人になると、なおさら有害である。なぜなら、何ももらわず、何にも手がとどかないので、めいめい一連隊以上にさわぎたてるからだ。……こういう連中はみな、もう全然生存権をもたない。かれらにあたえられる賞金は、労働者、発明家、識者、哲学者、曲芸師、慈善家、社会学者などからかすめとられたものである。詩人は無条件で消滅しなければならない。》(87ページ、これはアポリネールがドイツ人化学者が書いたものとして引用したもの)
 この引用は考えさせる。いまにも十分通じることだからだ。
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「歴程」606/607号に目を通す。受賞詩人の作品特集をするほど受賞者が多いとは、これいかに。若い詩人の入会も多いようで、いかがなものかな。岡野絵里子「祝宴」のシニシズムがよかった。
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「発熱装置」40を書く。

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