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2018年12月29日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2018/12/29

バルーフ・デ・スピノザ『神学・政治論――聖書の批判と言論の自由 上』(岩波文庫) の第三章のつづき~第四章「神の法について」の途中。スピノザは人間の法を「生活並びに国家の安全のためにのみ役立つ生活規則」と、神の法を「最高善をのみ対象とする、換言すれば神の真の認識と愛とをのみ対象とする生活規則」と解する、と言う(152ページ)。
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「りんごの木」50号に目を通す。荒木寧子さんの編集・発行。堅実に50号に達した。
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美津島チタル詩集『そば尼僧』通読。「詩遊」の若い詩人。タイトル詩は、蕎麦を食べた尼僧が〈ズルズルズル/腹の中に飲み込んだ/消化の念仏を唱えに/寺へ帰る〉といった他愛のないものだが、なんとなくおかしい。
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『加藤尚武著作集第8巻 世代間倫理』の『子育ての倫理学――少年犯罪の深層から考える』の高橋さん作成の仮ゲラの通読+ファイル追加修正つづける。「第4章 『母親』を奪われたヒトの子ども――非行防止の倫理学」12ページ、スミ。
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神山睦美評論集『日本国憲法と本土決戦』の「III 批評の実践」の部のつづき。さらに若松英輔との対談、あとがきも読んで読了。神山の批評は哲学的志向から高度な視点と誠実さを見せるが、手元の具体的な対象にたいしてはときにとても甘い気がする。対象に好意的に付きすぎているからではないか。たとえば野村喜和夫や竹田青嗣の本などについて顕著だ。もっと突き放して批評するべきだと思う。
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「composition」3号、通読。葉山美玖個人誌。

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