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2018年7月

2018年7月31日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/31

加藤尚武著作集第11巻の単行本未収録論文「環境倫理と企業経営」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正、10ページ分、スミ。
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「図書」8月号に目を通す。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Le supp;e+'ant d'origine(起源の代補)の節を読む。
《まさに本質性をもたないということが代補の奇妙な本質である。それはいつも場所をもつことができない。文字通り、それは他に場所をもつことはない。けっして現在でも、ここでも、いまでもない。》(p. 442、拙訳)
《アクセントに置き換わる分節化は言語の起源である。エクリチュールによる変質は根源的な外部性である。それは言語の起源である。》(p. 443)
どうやらこのあたりが結論のようだ。これでついにこの本も読了。
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深井智朗『プロテスタンティズム――宗教改革から現代政治まで』(中公新書) の第3章の途中~読む。

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2018年7月30日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/30

「大学出版」115号に目を通す。知り合いの編集者のほか、東大地震研?の教授が理系研究者にとっての本の価値が低いことを書いている。こうしてみると、本とはもともと人文系のものなのか、と思わざるをえない。
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加藤尚武著作集第14巻の単行本未収録論文「無差別戦争観と救命艇の倫理」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正、スミ。仮ゲラ印刷6ページ。
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深井智朗『プロテスタンティズム――宗教改革から現代政治まで』(中公新書) の第3章の途中まで読む。ルターの異端審問。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Le the+'ore`me et le thea^tre(定理と演劇=劇場)の節のつづき~終り。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第十二節の途中まで読む。複数原因による蓋然性と、単なる可能性について。

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2018年7月29日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇7/29

加藤尚武著作集第7巻の単行本未収録論文「地上で最後の詩人(自然主義を求めて)」の高橋さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正、スミ。7ページ。
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深井智朗『プロテスタンティズム――宗教改革から現代政治まで』(中公新書) の第2章を読む。ルターの宗教改革は最初からプロテスタントではなく、カトリックの内部改革(リフォーム)として開始されたこと。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第十節~第十一節を読む。
《私の意味する絶対的知識とは、観念の比較から起こる信憑である。……また蓋然的知識とは、未だ不確実に伴われている確証である。》(199ページ)
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/L'alphabet et la repre+'sentation absolue(アルファベットと絶対的表象)の節のつづき~終り。さらにLe the+ore`me et le thea^tre(定理と演劇=劇場)の節のはじめ~。
《意見によって支配するためには、まず意見を支配することだ。》(ルソー『エミール』)

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2018年7月28日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇7/28

デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第八節の途中~第九節を読む。
《新しい推理乃至推論を全く欠いて過去の反復から生ずるすべてのものを、我々は『習慣』と呼ぶ。》(169ページ)
訳者によればこれはヒューム哲学で通俗的に最も名高い概念の定義、とされている。
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山本萌詩集『寒い駅で』読了。日常に見出される小さな事件への観察を的確な描写力で書きとめている。小さな発見が詩を成り立たせている。
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「Down Beat」12号に目を通す。金井雄二から送ってもらっている。中堅詩人たちの安定した同人誌だ。柴田千晶、発行。
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加藤尚武著作集第5巻の単行本未収録論文「カントの歴史的位置づけ」「カントはヒュームを乗りこえたのか」「エーベルハルト批判に見えるカントの論争態度」(カント全集月報4, 6, 7)の高橋さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正、スミ。それぞれ4ページずつ。
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深井智朗『プロテスタンティズム――宗教改革から現代政治まで』(中公新書) の第1章の途中~終り。ルター登場の前史。深井さんは文章の切れ味がいい。
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「ひょうたん」65号に目を通す。岡島弘子から送ってもらった。
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「地上十センチ」19号を通読。和田まさ子個人誌。よくコンスタントに発行できるもんだ。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/L'alphabet et la repre+'sentation absolue(アルファベットと絶対的表象)の節のつづき~。
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「詩遊」59号に目を通す。冨上芳秀が復調したようで、よかった。その反動か、自作解説は長すぎて、どうも感心しない。

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2018年7月27日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/27

深井智朗『プロテスタンティズム――宗教改革から現代政治まで』(中公新書) 読みはじめる。まえがきと第1章の途中まで。
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肥前榮一さんにtel。きのうのE-mailの内容の確認。ミッテラウアーの翻訳「ロシアおよび中欧の家族構造の比較」は収録しないこと、「あとがき」は仮ゲラを作成してFAXすることに。~『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の「あとがき」のテキスト処理+通読+ファイル修正、スミ。仮ゲラ印刷12ページ分。~「あとがき」仮ゲラをFAXし、E-mailで組指定書のサンプルを編集タグ一覧の代用として添付。
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加藤尚武著作集第5巻の単行本未収録論文「カント哲学とフランス革命についてのシェリングの証言」「物自体という難問」「この前提なしにはカント体系に入れず、この前提あればカント体系に留まりえない」(カント全集月報1~3)の高橋さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正、スミ。仮ゲラ印刷11ページ。

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2018年7月26日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/26

肥前榮一さんにtel。『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の仮ゲラはきょう読み終わるので送ること、できれば8月10日に入校したいという予定を伝える。第II部のミッテラウアーの翻訳「ロシアおよび中欧の家族構造の比較」は版権の問題があり、掲載がむずかしい可能性を伝える。編者、出版社など関係者に確認してもらうことにし、場合によっては掲載とりやめの方向も考えざるをえない、ということに。~『独露比較農民史論の射程』の通読+ファイル修正、つづける。第III部のエッセイ「私はどのように大塚史学を受容したか」9ページ、「初出・原テキスト一覧」2ページ、スミ。「ロシアおよび中欧の家族構造の比較」以降の仮ゲラ印刷。~肥前さんに元原稿と仮ゲラ一式を送る。
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「PO」169号に目を通す。一色真理の「無限」にかんする情報は知らないことが多く、おもしろい。
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日本現代詩人会より「会報」151号のほか、70周年記念アンソロジーの作品掲載書類など、とどく。「会報」には日本の詩祭の記録が掲載されていて、写真を載せられてしまった。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/L'alphabet et la repre+'sentation absolue(アルファベットと絶対的表象)の節のはじめ~。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第七節~第八節の途中。観念と信念について。

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2018年7月25日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/25

「ちくま」7月号に目を通す。最果タヒの人気の秘密はそのなんにもなさと軽い文体によるものだとわかった。あとになにも残らないのがいいのだとしたら、問題。
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肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正、つづける。「II-3 ロシアおよび中欧の家族構造の比較(翻訳)」の残り30ページ+注。文献一覧が面倒。つづけて第III部のエッセイ「ゲーテが敬愛した文人政治家メーザー」4ページ、「ヘイナル―ミッテラウアー線に照らしてみた日本」5ページ、スミ。残りはあと1本。
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「孔雀船」92号に目を通す。望月苑巳編集。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のつづき~終り。絵画的エクリチュールから音声表示的エクリチュールへ、さらにはそれらの共存。エクリチュールの出現は必然的ではない、という驚くべき結論が出てくる。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第六節の途中~終り。
《蓋然的知識の根柢は、嘗て経験した事物と未だ嘗て経験しない事物とのあいだに類似を推定するところにある。》(151ページ)

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2018年7月24日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/24

「ちくま」6月号に目を通す。絓秀実が中野幹隆のことを辣腕編集者として書いている。
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加藤尚武さんにtel。きのういったん戻した『加藤尚武著作集第13巻 形と美』の仮ゲラ、図版用の本の準備もできているとのことで引取りに行く。~追加の図版処理(キャプション入力とサイズ指定)。~加藤さんにtel入れ。ページが大きくなりすぎているので、「敗戦後の日本哲学史」を12巻に、「渋沢栄一」を11巻にトレード。ほかに2本をとりあえずカットすることに。それぞれのファイルは本文と傍注ファイルから独立させて保存。~萩原印刷・藤野君にE-mailでデータを送付。その後、入稿。31日に出校予定。
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肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正、再開。「II-3 ロシアおよび中欧の家族構造の比較(翻訳)」11ページ+注。
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谷口典子詩集『刀利』通読。初めて読むひと。刀利とは夫のふるさとの名前らしい。10年にわたって書きためた夫への思いは痛切すぎて、すこし怖いぐらいだ。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のつづき~。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第五節~第六節の途中まで。

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2018年7月23日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/23

「ちくま」5月号に目を通す。軽いエッセイばかり。
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肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正の終わった「II-2 アウグスト・フォン・ハックストハウゼン『ロシア旅行記』抄(翻訳)」の本文仮ゲラ印刷39ページ分。
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『加藤尚武著作集第13巻 形と美』の仮ゲラ赤字修正のつづき。まずは『形の哲学』の傍注。つづけて単行本未収録論文23本、著者解題まで一気に終わらせる。~未確定箇所、図版の件などで加藤さんにtel。のち、家へ必要な仮ゲラを戻しに寄る。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第三節、第四節を読む。因果論をめぐって、原因は必然性をもたないことを論じている。
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「ガーネット」85号に目を通す。高階杞一編集・発行。ライトヴァース系同人誌として高水準をキープしている。

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思考のポイエーシス・日録篇7/22

デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第二節を読む。
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肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「II-3 ロシアおよび中欧の家族構造の比較(翻訳)」15ページ分+注。
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テレビで「仮面の王イ・ソン」第15回を見る。世子がピョンス会に殺される(?)がさて、どうなるか。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のつづき~。

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2018年7月22日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇7/21

デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第二部 時空観念に就いて」の第六節。第二部、終り。つづけて「第三部 絶対的知識と蓋然的知識に就いて」の第一節を読む。幾何学批判。
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肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける 。「II-2 アウグスト・フォン・ハックストハウゼン『ロシア旅行記』抄(翻訳)」。39ページ分+注。この論文もスミ。
   *
井野口慧子詩集『千の花びら』通読。広島のベテラン詩人。以前にいちどどこかでことばを交わした記憶がある。定年後の日々を自然とともに豊かに暮らしている充溢感がいい。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のつづき~。

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2018年7月20日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/20

昼、加藤尚武さん宅へ。『加藤尚武著作集第13巻 形と美』の仮ゲラ校正を受取り。~まずは最終目次案にあわせて「加藤尚武著作集第13巻_本文.txt」のうしろに単行本未収録論文23本のファイルを順番に連結。目次の追加。ただしタイトルの変更がいろいろありそう。とりあえず『形の哲学』のファイル修正、図版指定、加筆原稿の追加などまで、スミ。
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「ちくま」4月号に目を通す。
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「モノクローム」創刊号に目を通す。一色真理の「詩集制作難民」のための自主制作・流通プロジェクトのための詩誌。
   *
上村忠男さんよりE-mailで「季刊 未来」連載の3回先の分の原稿がとどく。10ページ分とのこと。なんとも早い!

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2018年7月19日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/19

「ちくま」3月号に目を通す。加藤尚武さんが書評を書いている。
   *
加藤尚武さんよりE-mailで著作集第13巻の著者解題、目次、加筆部分の原稿、とどく。あす仮ゲラ校正を受け取れば、解題もふくめた初校はすぐか。~加藤さんにtel。原稿のお礼とあす昼前に仮ゲラを受取りに行くことに。~著者解題の加藤尚武マクロほかテキスト処理+通読+ファイル修正、スミ。仮ゲラ15ページ。
   *
肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「II-1 ハックストハウゼンの独露村落共同体比較論」の2節の途中~3節。9ページ分+注。この論文もスミ。本文仮ゲラ印刷17ページ。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のつづき~。象形文字やヒエログリフなどに関するコンディヤックやウォーバートンなどの引用と歴史的位置づけ。
   *
鎌田東二詩集『常世の時軸』通読。宗教学者による第一詩集。さすがに宇宙神話学的スケールで死や再生などの主題がウタワレている。
《暗黒とは方向がないということかあるいは無方向ではなく全方向ということか。すべてに向かって閉じていることと全てに向かって開いていることが暗黒の宇宙では同じことである。》(I「時の断片」23)
とか《天の川はこの世の果てから向こう側に身を投げいれた孤独な魂の死骸からできている。》(III「時じくのかくの実」6)
といった具合だ。
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デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第二部 時空観念に就いて」の第五節の途中~終り。

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2018年7月18日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/18

「ちくま」2月号に目を通す。四方田犬彦が1968年の本を出すようだ。小熊英二の本を当事者たちの声を無視し、文字資料だけに依拠した「社会学」を僭称した本にすぎず、文化の問題が論じられていないと痛烈に批判しているのには同感だ。ただ協力者には感心しないひとがいる。
   *
エンツォ・トラヴェルソ/宇京賴三訳『ヨーロッパの内戦――炎と血の時代一九一四―一九四五年』見本できる。
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加藤尚武著作集第12巻に収録予定の単行本未収録論文「ドイツ哲学の意義と展望」の高橋さん作成仮ゲラの通読+ファイル追加修正。この論文もスミ。仮ゲラ印刷17ページ。
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肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「II-1 ハックストハウゼンの独露村落共同体比較論」の1節~2節の途中、8ページ分+注。
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岡島弘子詩集『洋裁師の恋』通読。最後に驚くことが書かれているが、これは自分の生きてきたそれぞれのエピソードを織り込んだ自伝詩と言っていい。岡島弘子の生き方と生きざまがよくわかるようになった。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のつづき~。
《エクリチュールが必要になるのは、社会的_¨距離¨_が身振りをパロールに導いたあと_¨不在¨_になるまで成長したときである。エクリチュールはそこで機能として、ただ遠ざかっているだけでなく、あらゆる視野の外に、また声の聞こえるどんな範囲の外にいる_¨主体(たち)¨_にも到達することになる。》(399ページ、拙訳)
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第二部 時空観念に就いて」の第四節の途中~第五節の途中。数学の概念規定の曖昧さへの執拗な批判など。
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ひさびさに詩興がわいてきたので「発熱装置36」を書きだす。なんだか理屈っぽくなってきてしまったけど。

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2018年7月17日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/17

「ちくま」1月号に目を通す。湯浅博雄さんがブランショ『終わりなき対話』について紹介記事を書いている。
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きのう読み終わった『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の「I-2 アウグスト・フォン・ハックストハウゼン『ドイツ農民論』(翻訳)」の仮ゲラ印刷79ページ分。
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6時まえ、パレスホテルへ。読売・吉野作造賞贈賞式に参加。始まるまえに受賞者の深井智朗さんに挨拶。贈賞式を見聞きしたあと、軽い食事をしているあいだに堀之内出版の小林さんを見つけ、お祝い品代を渡し、春秋社・澤畑社長と小林編集部長としばらく話をして早めに退出。帰りに受賞作『プロテスタンティズム――宗教改革から現代政治まで』(中公新書) ほか受賞関連の雑誌類をもらう。本はすでに4版となっていた。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/Histoire et syste`me des e+'critures(歴史とエクリチュールの体系)の節のはじめ~。
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第二部 時空観念に就いて」の第四節の途中まで読む。

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2018年7月16日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/16

Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/La me+'taphore originaire(根源的隠喩)の節のつづき~終り。
《隠喩は、シニフィアンの戯れであるまえに、観念または意味(お望みならシニフィエ)の過程として理解されなければならない。》(389-390ページ、拙訳、以下同)
《観念をその観念であるところのその対象に、つまりすでに表象的な記号であるものに結びつけなおすものによれば、隠喩とは、観念と事物の秩序におけるシニフィアンのシニフィエにたいする関係である。それならば固有の意味とは、観念が_¨表現する¨_感情にたいする観念の関係となろう。それは_¨指示の不適合性¨_(隠喩)であり、それは情念を_¨固有のかたちで表現するのである。¨_》(390ページ)
《詩人は、彼が表現するものにたいして真理と固有性の関係をもっており、みずからの情念にもっとも身近にいる。対象の真実を欠いていても、かれは十全にみずからを語り、かれのことばの根源を本来的に報告するのである。》(392ページ)
   *
肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「I-2 アウグスト・フォン・ハックストハウゼン『ドイツ農民論』(翻訳)」のつづき~終り。これで第I部が終了。全体のほぼ半分。
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第二部 時空観念に就いて」の第一節~第三節を読む。

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2018年7月15日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇7/15

デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第一部 観念・その起原・構成・結合・抽象などに就いて」の第五節~第七節を読む。第一部、読了。
   *
『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「I-2 アウグスト・フォン・ハックストハウゼン『ドイツ農民論』(翻訳)」のはじめ~。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/La me+'taphore originaire(根源的隠喩)の節のつづき~。

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思考のポイエーシス・日録篇7/14

朝方4時すぎ、関東中央病院へ。救急外来でおしっこの出の悪さを診てもらう。カテーテルを入れ、おしっこを取り出してもらうが、50ccしかなかった。点滴と採血。膀胱や腎臓は問題なし。雑菌が入ったらしく、抗生剤を処方してもらう。
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第一部 観念・その起原・構成・結合・抽象などに就いて」の第四節、読む。
   *
39度以上の高熱がつづき一日中、寝てすごす。10時すぎ、もういちど関東中央病院の救急の外来へ行き、解熱剤を処方してもらう。

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2018年7月13日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/13

『加藤尚武著作集第2巻 ヘーゲルの思考法』見本できる。未來社ホームページのTOPICSページに「『加藤尚武著作集第2巻 ヘーゲルの思考法』が刊行されました」をアップ。
   *
『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「I-1 ユストゥス・メーザーの国家株式論について――北西ドイツ農村定住史の理論化――」の5節と該当注、引用文献一覧。この論文スミ。仮ゲラ印刷57ページ目まで。
   *
「みすず」7月号に目を通す。十川幸司さんのフロイト論1回目を読む。
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第一部 観念・その起原・構成・結合・抽象などに就いて」の第二節~第三節、読む。

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2018年7月12日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/12

「みすず」6月号に目を通す。岡真理さんのパレスチナ論の連載が終了。
   *
加藤尚武著作集第13巻に追加収録予定の単行本未収録論文「シェリングの芸術哲学」の通読+ファイル修正をつづける~終り。元本で12ページ分。仮ゲラ印刷23ページ。つづけて「ショーペンハウアーの芸術哲学」もスミ。仮ゲラ印刷13ページ。これで第13巻の追加分も終わる。
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) の「第一部 観念・その起原・構成・結合・抽象などに就いて」の第一節、読む。一般的命題=《初めて出現する単純観念はすべて、該観念に対応し且つ該観念によって正確に再現される単純印象から来る》(31ページ) という単純な反映論。しかも観念に印象が先立つ、というもの。

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2018年7月11日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/11

『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「I-1 ユストゥス・メーザーの国家株式論について――北西ドイツ農村定住史の理論化――」の3節の途中~4節。14ページ分+注。
   *
デイヴィド・ヒューム/大槻春彦訳『人性論(一) 第一篇 知性に就いて(上)』(岩波文庫) 読みはじめる。活字は古いが(70年前)、訳はそんなに読みにくくない。まずは序論までと該当注。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第4章/La me+'taphore originaire(根源的隠喩)の節のはじめ~。
《叙事詩であれ抒情詩であれ、物語であれ歌であれ、古代のパロール(発話)は必然的に詩的である。文学の最初の形態である詩の本質は隠喩的である。》(p. 383、拙訳)
   *
「イリプスIInd」25号を読む。

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2018年7月10日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/10

加藤尚武著作集第13巻に追加収録予定の単行本未収録論文「シェリング、ショウペンハウエル」に加藤尚武マクロをかけたうえで「シェリングの芸術哲学」と「ショーペンハウアーの芸術哲学」に切り分ける。まずは「シェリングの芸術哲学」の通読+ファイル修正をはじめる。元本で12ページ分。
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肥前榮一さんの『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の通読+ファイル修正つづける。「I-1 ユストゥス・メーザーの国家株式論について――北西ドイツ農村定住史の理論化――」の2節~3節の途中。一括処理に手間どり、4ページ分。
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「NO NUKES Voice」16号の広瀬隆の講演録がすばらしい。伊藤博文から安倍晋三にいたる歴代長州藩閥首相8人の悪行をあばき、その思想的淵源たる「狂気のアジア侵略論者」吉田松陰の実像、戊辰戦争の薩長による悪逆非道に言及し、さらには自然エネルギー唱道者の非現実性と密かなる原発容認を明らかにする。ソーラーパネル設置が自然破壊エネルギーであることを鋭く衝いている。日本国憲法のGHQ押しつけ憲法論の大嘘も。基本的にわたしはすべて同意見である。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/Ce <<simple mouvement de doigt>>. L'e+'criture et la prohibition de l'inceste(この「指の単純な動き」。エクリチュールと近親相姦の禁止)の節のつづき~終り。これで第3章も終り。つづけて第4章: du supple+'ment a` la source: la the+'orie de l'e+'criture(代補から源泉へ。エクリチュールの理論)のはじめの部分まで。次はいよいよ「根源的隠喩」の節へ。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第六十節~第六十二節。第五省察も終り。さらに「結論」の第六十三節~第六十四節。これでようやく読了。
《わたしは、わたし自身の経験のうちにおいて、わたし自身を経験するだけでなく、他我経験という特殊な形態において、他我をも経験する》(344ページ)
ということを自明とするフッサールの論法はすこしも自明でない。フッサールの断言のみが自明性を保証しているからにすぎない。
《現象学的解明が実在的な客観的世界に関して行なうことは、_¨それらの世界が、あらゆる哲学的探究に先だってわれわれすべてに対してもっている意味、しかも明らかにわれわれの経験からのみい得ている意味を解明すること以外のことではない¨_》(347ページ)
というわけだから。

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2018年7月 9日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/9

加藤尚武さんよりE-mailで著作集第13巻に追加収録論文2本のデータとどく。~加藤さんにtel。すぐ家へ行き、原本を預かり、前回渡し忘れた論文1本を渡す。~原本は参考で修正してあるというので、受け取った原稿を印刷。とりあえずテキストファイル化。きのう読了した著作集第8巻収録予定の単行本未収録論文「究極の持続可能性」の仮ゲラ印刷22ページ、図版ページもコピー。
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肥前榮一さんよりE-mail。『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』の「あとがき」は仮ゲラを見てから書き上げるとのことで、作業はせずにおいてくれ、と。索引も付けるかどうか、仮ゲラを見てから決めたい、とのこと。~本文のテキストにまずマクロをかけ、通読とファイル修正をはじめる。一括処理もいろいろ。目次扉~「I-1 ユストゥス・メーザーの国家株式論について――北西ドイツ農村定住史の理論化――」の1節まで9ページ分。
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エンジェルスの大谷がドジャース戦で代打決勝本塁打。すごい飛んだようだ。「もう興味がない」と憎まれ口をたたいたカーショーも興味をもたざるをえないだろう。
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「現代詩手帖」7月号、読了。ほとんど読むところがなかった。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/Ce <<simple mouvement de doigt>>. L'e+'criture et la prohibition de l'inceste(この「指の単純な動き」。エクリチュールと近親相姦の禁止)の節のつづき~。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第五十八節~第五十九節。

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2018年7月 8日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇7/8

加藤尚武著作集第8巻収録予定の単行本未収録論文「究極の持続可能性」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。6節~11節、10ページ分。この論文もスミ。
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上記加藤論文掲載のお茶の水女子大学・環境を考える経済人の会21・共編『グローバル社会における環境問題への対応』の講義を聴いた学生たちとの質疑応答、受講生たちの感想などの部分もついでに読む。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第五十五節~第五十七節。自我は他者の自我=他我を間接的呈示として受け入れることによってみずからにおける客観的世界として統覚する。自我、他我としてそれぞれのモナドを統合するというわけだ。
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「アリゼ」185号に目を通す。以倉絋平編集誌。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/Ce <<simple mouvement de doigt>>. L'e+'criture et la prohibition de l'inceste(この「指の単純な動き」。エクリチュールと近親相姦の禁止)の節のつづき~。
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「現代詩手帖」7月号、読みはじめる。

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2018年7月 7日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇7/7

「現代思想」5月号(パレスチナ問題特集)読みつぐ。鵜飼哲・臼杵陽対談を興味深く読む。イスラエルという国の問題が深くえぐられている。安倍政権がこそこそイスラエルとつるもうとしていることにも注意が向けられている。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/Ce <<simple mouvement de doigt>>. L'e+'criture et la prohibition de l'inceste(この「指の単純な動き」。エクリチュールと近親相姦の禁止)の節のはじめ~。
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加藤尚武著作集第8巻収録予定の単行本未収録論文「究極の持続可能性」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。1節~5節、12ページ分。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第五十一節~第五十四節。

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2018年7月 6日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/6

肥前榮一『独露比較農民史論の射程――メーザー、ハックストハウゼンからミッテラウアーへ――』のテキスト処理をはじめる。まずデータをすべて「独露比較農民史論の射程_本文.txt」として連結し、注は「独露比較農民史論の射程_注.txt」として別にまとめる。ドイツ語、フランス語、チェコ語(?)表記の変更なども。45字×18行で300ページ弱か。~肥前さんにtel。最初の論文だけ注が多いので、文末にまとめることとし、ほかは傍注扱いにする。表記統一などはいちおうこちらの基準にまかせてもらう。スケジュールとしては今月中に仮ゲラ渡し。仮ゲラ校正に半月。9月半ばに刊行可能。
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「現代思想」5月号(パレスチナ問題特集)読みはじめる。パレスチナの現在がよくわかる。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第四十七節~第五十節。

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2018年7月 5日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/5

「UP」7月号に目を通す。
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加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「スピノザの実体とヘーゲルの国家」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。七節~八節、7ページ分。この論文もスミ。仮ゲラ印刷26ページ。これで第3巻もすべてスミ。~加藤さんにtel。第3巻の単行本未収録論文4本の仮ゲラ、第13巻の『形の哲学』の仮ゲラ、図版コピーを届ける。第13巻の単行本未収録論文1本を忘れてきてしまう。第13巻に追加したい論文1本を捜索中の由。今後は早めに仮ゲラをもどしてもらい、本ゲラにしてから著者解題を書いてもらい、必要なら再校もとることに(その場合は白焼きは省略可)。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/La Neumeの節のつづき~終り。
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「思想」5月号(1968年特集)で小熊英二の問題提起文、読む。1968年を近代化過程の一部として過大評価しない、資料にもとづく客観評価は傾聴すべきものがあるが、渦中にいたものとしては複雑。ともかくこの時期、時代が大きく動いたことは確認しておいていいだろう。

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2018年7月 4日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/4

きのう宇京賴三さんからE-mailで届いた『ヨーロッパの内戦――炎と血の時代一九一四―一九四五年』の訳者あとがきの追加と修正をゲラに転記または別紙添付。この部分も責了に。追加分データはE-mailで萩原印刷・藤野君に送付。
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加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「スピノザの実体とヘーゲルの国家」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。二節~六節、13ページ分。
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「図書」7月号に目を通す。今号は読みどころが多かった。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第四十四節~第四十六節。
《正しく歩むために、方法上最初に要求されることは、さしあたり、普遍的な先験的領域の内部において、研究主題を確定するための特別な_¨判断中止¨_を行なうことである。》(278ページ)
ここからさまざまな問題の排除がはじまる。

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2018年7月 3日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/3

上村忠男さんよりE-mailで「季刊 未来」の「独学の思想5」の原稿もとどく。いろいろたてこんでいるらしいので、早めに送ってくれる。これでなんと2回分。
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加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「スピノザの実体とヘーゲルの国家」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。一節のみ。注とあわせて6ページ、スミ。
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日本の古本屋で頼んだデイヴィド・ヒューム『人性論』(岩波文庫) 4冊とどく。たしかに活字も訳文も古そうだが、ほかに選択肢がない。誰か新訳をやってみようと思う人はいないかな。
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岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』の第十章~エピローグを読み、読了。基本的に丹念な評伝で、鮎川信夫の墓まで(ついでに吉本隆明の墓まで)詣で、鮎川周辺の詩人たちにも会って取材する律儀さは本書の性格を特徴づけている。その反面、思想的な解明と、世界的同時性の広がりの次元で鮎川を論ずる視点は稀薄認識不足だ。たとえば鮎川の詩をカルチュラル・スタディーズの詩だ、などとまったく見当外れのことが出てきたりするのは、ご愛嬌というよりも顰蹙ものである。
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『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第四省察 先験的自我の自己構成の問題の展開」の第四十一節を読む。
《われわれの省察は、すでに、哲学は必然的に先験的現象学という型の哲学でなければならないということ、またそれと相関的に、われわれに対して現実的および可能的に存在するものの世界の意味の唯一可能な解釈の型は、先験的、現象学的観念論である、ということを明証的にするところまで達した。》(271ページ)
このあたりはすこしも明らかでないばかりか、独断的ではなかろうか。さらに「第五省察 モナド論的相互主観性としての先験的存在領域の解明」の第四十二節~第四十三節。
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「ファントム」3号に目を通す。為平澪編集。
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「composition」2号を読む。葉山美玖個人誌。どこか切なさがある。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/La Neumeの節のつづき~。Neume=〈自己への現前〉の魅惑 (charme)、と呼び換えられている。

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2018年7月 2日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/2

加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「ヘーゲル歴史哲学の原型」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。18ページ、スミ。これでこの巻も残りはあと1本。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/La Neumeの節のはじめ~。
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岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』の第九章を読む。鮎川の晩年のコラムに見られる自由主義的、新保守主義的指向への手放しの評価には賛成できない。

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2018年7月 1日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2018/7/1

『世界の名著51/ブレンターノ フッサール』でフッサール「デカルト的省察」の「第四省察 先験的自我の自己構成の問題の展開」の第三十四節~第四十節。フッサールの方法論上の洞察=《現象学的還元と並んで、形相的直観が、あらゆる特殊な先験的方法の根本形式である》(256ページ、原文すべて傍点)と規定されている。
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倉石信乃詩集『使い』通読。倉石の第一詩集。ここでは人間の営みの原初的振る舞い、他者との関係が、たとえば〈売る〉という行為を通じて撞着しながら反復される。命じ命ぜられること、受動性のなかで存在の被拘束性が定義される。
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加藤尚武著作集第3巻収録予定の単行本未収録論文「絶対精神とは何か」の鈴木さん作成の仮ゲラ通読+ファイル追加修正。13ページ、スミ。つづけて同じく「へーゲルの労働論」8ページもスミ。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/L'inscription de l'origine(起源の刻印)の節の途中~終り。
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岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』の第八章を読む。

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思考のポイエーシス・日録篇2018/6/30

境節詩集『空へ』通読。13歳でソウルで敗戦を迎えた戦争の記憶をかかえた老境の生を真摯に生きる姿。〈今は おもう/なんにもなくて たくさんあった〉(「追いかけて」)時代があった。
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加藤尚武著作集第13巻収録予定の『形の哲学』の仮ゲラ通読+ファイル追加修正をつづける。第十九章、新版あとがき、スミ。注の切り分け。さらに高橋さんに入力してもらった「文献目録」を社内LANから取り込んで最後に収録。ファイル修正。これで『形の哲学』も終了。9月刊行予定の第13巻「形と美」もすべてスミ。
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岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』の第六章のつづき~第七章。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部第3章/III/<<ce mouvement de baguette...(この棒の運動……)>>のつづき~L'inscription de l'origine(起源の刻印)の途中。
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テレビでサッカー・ワールドカップ、フランス対アルゼンチン戦を観戦。フランスがエムバベの活躍で4対3で勝ち。ワールドクラスレベルの勝負。これじゃ日本の出る幕じゃない感じ。

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