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2018年6月10日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2018/6/9

大谷翔平が右肘靱帯損傷でDL入り。急に大リーグがおもしろくなくなった。
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『加藤尚武著作集第2巻 ヘーゲルの思考法』の赤字ファイル修正つづける。単行本未収録論文の「純粋存在とエーテル」「輪郭と使命」「絵入り辞典の世界――ヘーゲル『反省』論の読解」「対立の想定ごっこと磁石――ヘーゲル『大論理学』に描かれた『対立』の概念」「何度も「矛盾」の出てくるびっくり箱――ヘーゲル『大論理学』の矛盾概念」「ヘーゲル『概念論』のなかの自己関係性」「本質は現象する」すべて終わる。
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ポール・リクール/エーバーハルト・ユンゲル『隠喩論――宗教的言語の解釈学』のユンゲル「隠喩における真理――語りの神学的解釈学への寄与としての隠喩の神学的意味について」の三節の途中~五節。この論文も読了し、すべて読了。意外な収穫。
《良い弁論をなす者とは、一方で通常の言語使用から見れば異質なものをもっともらしく見せることで包み隠すことができ、他方で同時に明晰判明に語る弁論家である。》(164ページ)
《隠喩的な言述形式においては、言語の創造的な可能性と概念の厳密な必然性、新たなものによる言語的な意外性と、すでに知られたものへの親密さに基づく言語への信頼性とが極めて厳密に調和している。いずれにしても、そのような場合にこそ隠喩の効果が発揮されるのであり、存在の地平が言語によって拡大されるのである。》(165ページ)
これは詩的言語の創造性についてかなりいいところまでいっている。同じことは注でも言及されている。
《隠喩的な言述形式は言語獲得に根拠を持つ新しい存在連関がそれによって発見されるという意味で、存在論的な重要性を持っているということになる。語の新たな(隠喩的な)使用はこの語に新たな意味を与え、この新たな意味とともに新たな存在を言語化するのである。》(233ページ)
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デヴィッド・ヒュームの『人性論』を読みはじめようかと思ったら、中公の世界の名著のものは抄訳だった。世界の名著は抄訳が多いので要注意。岩波文庫の大槻訳は文体と活字が古いという説あり。フッサールの「厳密な学としての哲学」と「デカルト的省察」は全訳のようだから当面はこれを読むか。
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大澤真幸・稲垣久和『キリスト教と近代の迷宮』第2章の途中~。

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