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2018年3月

2018年3月30日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/30

萩原印刷の藤野さん、来社。『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の進行スケジュールの打合せ。4月2日入稿であれば、6日出校、9日責了、最速で20日見本が可能、ということに。~岸顯樹郎さんにtel。装幀を依頼。4月9日か10日にほしいと伝える。~田中浩さんにtel。4月1日(日)1時~2時のあいだに仮ゲラと解説・あとがき原稿を引取りに行くことに。初校校正も6日に出校するので届けること、9日に責了にする予定を伝える。
   *
加藤尚武著作集第2巻の単行本未収録論文「対立の想定ごっこと磁石――ヘーゲル『大論理学』に描かれた『対立』の概念」の仮ゲラ通読+ファイル修正を「第2論集」ファイル上でつづける。二節~三節の途中、9ページ分。
   *
「現代詩手帖」4月号、読みはじめる。北川透+吉増剛造の鮎川信夫賞選考対談を読むが、受賞作がいずれも決定的なものでなかったという印象をもつ。内容にも疑問あり。

夜は新宿小田急14階の“なだ万賓館”にて恩師の菅野昭正先生の米寿の会に大学院の仲間たちと会食。

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2018年3月29日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/29

月末の経理処理の仕事に一日じゅう追われる。

「図書」4月号に目を通す。
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「冬に花を探し、夏に雪を探せ。」2号を通読。岡田幸文は良寛の詩を好きらしい。
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加藤尚武著作集第2巻の単行本未収録論文「対立の想定ごっこと磁石――ヘーゲル『大論理学』に描かれた『対立』の概念」の仮ゲラ通読+ファイル修正を「第2論集」ファイル上でおこなう。一節まで5ページ分。
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「へにあすま」54号に目を通す。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第十一講」の途中まで読む。

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2018年3月28日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/28

それにしても佐川という男はなんと惨めな官僚なのだろう。誰がみたって安倍一派に恫喝され、下僕のままで無抵抗に白々しい言い逃れをしているだけだからだ。安倍のおめでたいご夫人に発言させない夫はなにを恐れているのか。よほどおめでたいから佐川のように逃げ回らず、啖呵を切ってなにごとかを言い出すのが怖いからだろう。首相みずから妻の代弁者になろうというのだから、この男、セクハラかパワハラじゃないの。自分が責任を持って発言すると言えば、ウソでもホントになると思っているらしい。人殺しをしても自分は潔白だと言うのと同じで、どこまでも傲慢不遜な思い上がりか。

加藤尚武著作集第5巻の単行本未収録論文「単位の幻想」の雑誌原稿コピーが見つかったので、ファイルと照合して修正。つづけて第2巻の単行本未収録論文「絵入り辞典の世界――ヘーゲル『反省』論の読解」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづきを「第2論集」ファイル上でおこなう。四節~七節、15ページ。この論文もスミ。
   *
「NO NUKES voice」15号に目を通す。脱原発論者の小出裕章さんの講演記録を読む。いまの日本の現状は原子力緊急事態宣言下=戒厳令下にあるのと同じで、これが事実上100年継続中であるという事実に衝撃。山城博治さんの伊方原発廃炉集会でのインタビューと圧倒的なアジテーションにしびれる。ほんとうにこのひとは天性のアジテーターだ。
   *
トマス・ホッブズ『リヴァイアサン(三)』(岩波文庫)「第三部」の第三十五章を読む。それにしても、ホッブズはどうしてユダヤ民族を神聖化するのだろう。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第十講」の途中~終り。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の大岡信論「感受性という規範 大岡信と五〇年代の詩」を再読。

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2018年3月27日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/27

「季刊 未来」春号、できる。
   *
「詩と思想」1.2月号に目を通す。ほんとうにひさびさに見たが、あまり読むところがない。黒崎立体が「2017年度/回顧と展望/詩誌」のなかで「走都」の詩「発熱装置」を
《こんなに熱い詩を書く人がいるのだ》
と、書いている。
《知性と熱がひとつの作品の中で美しく絡み合い、波打っています》
とも。
   *
加藤尚武著作集第2巻収録の単行本未収録論文「絵入り辞典の世界――ヘーゲル『反省』論の読解」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづきを「第2論集」ファイル上でおこなう。二節~三節、23ページ分。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第十講」の途中まで読む。

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2018年3月26日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/26

ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第九講」を読む。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部/chapitre I/L'e+'criture et l'exploitation de l'homme par l'homme(エクリチュールと人間による人間の搾取)のつづき~。
   *
加藤尚武著作集第2巻収録の単行本未収録論文「絵入り辞典の世界――ヘーゲル『反省』論の読解」の仮ゲラ通読+ファイル修正を「第2論集」ファイル上でおこなう。一節、9ページ分。
   *
日本現代詩人会の詩祭担当・一色さんより日本の詩祭2018のお知らせ。現代詩人賞の選考経過報告の予定など。ホテルメトロポリタン・エドモントにて。1時開演の30分まえに来賓受付で署名、最前列の指定の席に座れ、と。予定では13時46分から7分間スピーチ。
   *
中村不二夫より「詩と思想」1.2月号、3月号と第二次「走都」2号への長いお礼と感想の手紙。「詩と思想」の編集長になった由。1.2月号の「2017年度/回顧と展望/詩誌」で黒崎立体が「走都」創刊号について冒頭の2ページに詩「発熱装置」の熱さにおどろいた、と書いている。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の大岡信論「『合わす』原理について 大岡信の方法・ノート」を再読。大岡の古典詩歌論の原理のひとつへの批判的視点として共同性への〈合わす〉ことへの拒否としての協働性の場が提示されている。

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2018年3月25日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/25

トマス・ホッブズ『リヴァイアサン(三)』(岩波文庫)「第三部」の第三十四章の途中~終り。聖書における天使の問題。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部/chapitre I/L'e+'criture et l'exploitation de l'homme par l'homme(エクリチュールと人間による人間の搾取)のつづき~。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の大岡信論「夢の過剰 大岡信の出現」を読む。
《吉本隆明と黒田喜夫の登場は、現代詩における〈戦後〉の意味を決定的たらしめたと思う。その理由は、この二人が、いわゆる第一次戦後派とも言うべき「荒地」グループと「列島」グループの内部から、それぞれの終焉を担って出てきたところに求められるだろう。あえて、終焉ということばを使うのはほかでもない。この二人が、それぞれのグループの担った主題を深化させることが、そのままそれらのもった限界を決定的なものにしたからである。》(130ページ)
《「荒地」の鮎川信夫の戦後には、なお、戦前の自我形成期における閉ざされた黄金時代の、いわば輝かしい負の意識(モダニズム)があらわな肉質を残しており、……》(131ページ)
   *
加藤尚武著作集第2巻収録の単行本未収録論文「輪郭と使命」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづきを「第2論集」ファイル上でおこなう。二節~七節、25ページ分。「輪郭と使命」もスミ。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第八講」を読む。
《一般に、発語行為を遂行することは、同時に、そして_¨それ自体において¨_(eo ipso)、もう一つの他の行為――私は、それを_¨発語内(的)行為¨_(illocutionary act) と呼ぶことを提案したい――を遂行することにほかならない。》(170-171ページ)
 この発語内行為とは別に〈発語媒介(的)行為perlocutionary act〉が設定され、発語内行為とは別の意味の行為を遂行するものを言う。
   *
『鮎川信夫全集I 全詩集』の再読つづき。

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2018年3月24日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/24

ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第七講」を読む。何ごとかを言うことが何ごとかを行なうことであり得る、ということはどういうことかという問い。
   *
トマス・ホッブズ『リヴァイアサン(三)』(岩波文庫)「第三部」の第三十四章の途中まで読む。聖書における霊の話。
   *
加藤尚武著作集第2巻収録の単行本未収録論文「本質は現象する」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづきを「第2論集」ファイル上でおこなう。12ページ、終了。さらに「輪郭と使命」の一節まで、5ページ分、スミ。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の「松下昇の方へ」を読む。この「日本読書新聞」のに1974年に連載された論は初めて本に収録されるものであり、初めて読むものだが、北川のなかでも特別な意味あいをもつものだろう。特殊な緊張が走っている。

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2018年3月23日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/23

加藤尚武著作集第2巻収録の単行本未収録論文「純粋存在とエーテル」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづきを「第2論集」ファイル上でおこなう。二節~五節、17ページ分、終了。仮ゲラ印刷22ページ。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第六講」を読む。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の天沢退二郎論「エテロトピー構造の変容」の途中~終り、再読。このころの北川の批評は相当に辛辣で過剰なほど論争的だとあらためて思う。
   *
トマス・ホッブズ『リヴァイアサン(三)』(岩波文庫)「第三部」の第三十三章の途中~終り。

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2018年3月22日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/22

加藤尚武著作集第5巻収録の単行本未収録論文「単位の幻想」の仮ゲラ通読+ファイル修正のつづきを「第2論集」ファイル上でおこなう。「単位の幻想」三節~五節、8ページ分、終了。仮ゲラ印刷15ページ。つづけて第2巻収録の「純粋存在とエーテル」一節、5ページ分。
   *
きのう書いた「ことばの政治性 現代詩人賞選評」の読みなおしと一部手直し。これでいくことにし、山本博道あてにE-mailで送付。
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「橄欖」109号に目を通す。日原正彦編集誌。
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トマス・ホッブズ『リヴァイアサン(三)』(岩波文庫)「第三部」の第三十三章の途中まで読む。
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ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第四講」の途中~「第五講」を読む。パフォーマティヴは「第一人称・単数・直接法・能動態・現在形」を特権化している。他の人称、時点などとの非対称性があることの指摘。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の天沢退二郎論「エテロトピー構造の変容」を途中まで再読。北川の天沢批判は丁寧で、かつかなりすさまじい。

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2018年3月21日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/21

トマス・ホッブズ『リヴァイアサン(三)』(岩波文庫) 読みはじめる。まず「訳者序文」(水田洋)によると、文庫の旧版では第三部と第四部は抄訳で第二部の付録扱いだったらしい。中央公論「世界の名著」と同じような扱いだったわけだ。近年のホッブズ・リヴァイヴァルによって全訳刊行となったらしい。~つづいて第三部「キリスト教のコモン-ウェルスについて」の第三十二章「キリスト教の政治学の諸原理について」を読む。
   *
『鮎川信夫全集I 全詩集』の再読つづき。名篇「繋船ホテルの朝の歌」はこれぞ隠喩的世界として論じるに値する作品であることを再確認。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部/chapitre I/L'e+'criture et l'exploitation de l'homme par l'homme(エクリチュールと人間による人間の搾取)のつづき~。紙と鉛筆を与えられたナンビクワラ族が線を引くことをはじめ、酋長はエクリチュールの機能を理解したこと。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第三講」〜「第四講」の途中まで読む。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の天沢退二郎論「ことばの自由の彼方へ」を再読。
   *
加藤尚武著作集以前に構想した論集3冊分のデータがいったんテキスト処理ずみの仮ゲラもあるので、これを再利用することとし、まずはヘーゲル関係の単行本未収録論文8本をまとめた「第2論集」データを加藤尚武マクロで一括処理。このファイルで一括処理をして論文ごとにデータを切り分ける方針とする。とりあえず中見出しタグ付け。~まずは著作集第5巻収録の「単位の幻想」を通読しながらファイルの一括処理いろいろ。一節~二節、8ページ分、スミ。
   *
先日の現代詩人賞の選評をとりあえず書く。タイトルは「ことばの政治性 現代詩人賞選評」とする。24字×48行。

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2018年3月20日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/20

田中浩さんよりtel。『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ一式、届いたとのこと。きのう中村勝己さんの家まで仮ゲラを届けに行った話。連絡がつかなければ田中さんがひとりで見るとのことで、3月中に解説原稿とともにもどしてもらえれば、4月末刊行は可能と伝える。
   *
加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「持続可能な未来と宗教」の原稿を印刷~テキスト変換~加藤尚武マクロによる一括処理~通読しながらタグ付け+ファイル修正、スミ。仮ゲラ印刷25ページ。これで第6巻「倫理学の基礎」すべて終り。
   *
「ガーネット」84号に目を通す。同人誌でこれだけ読ませるものはそんなにない。同人の個性がそれぞれよく出ている。
   *
トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第三十章のつづき~第三十一章。これでようやく第二部も読了。第三部以下は抄訳になるので、水田洋訳の岩波文庫版に移行する。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』の「第二講」を読む。行為遂行的発言が無効や不発ないしは濫用になるようなケースについて。

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2018年3月19日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/19

ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の校正用仮ゲラ印刷。45字×18行で312ページ+注35ページ分。~田中浩さんにtel。仮ゲラを送る件。中村勝己さんからまだ連絡がこない由。中村さんには直接持参してみることに。田中さんには原書コピー、元原稿、『イタリア・イデオロギー』とあわせて仮ゲラを送付。
   *
第二次「走都」2号の感想の手紙、ハガキがこのところよく届く。みんな思ったよりよく読んでくれているのが、うれしい。2段組23ページになった鮎川信夫論は面倒くさがって読んでくれないと思っていたので、意外。次号はつづけて出すつもり。そろそろ書きはじめなくちゃ。
   *
ジョン・L・オースティン『言語と行為』(How to Do Things with Words) 読みはじめる。「編者序文」(J. O. アームソン)~「第一講」を読む。ここでは「行為遂行的文performative sentence」、「~発言~utteance」、あるいは簡単に「遂行文ないし遂行的発言performative」が提案され、
《この名称を用いる意図は、発言を行なうことがとりもなおさず、何らかの行為を遂行することであり、それは単に何ごとかを言うというだけのこととは考えられないということを明示することである。》(12ページ)
と定義されている。
   *
オースティンの議論に触発されて「発熱装置35」を書きはじめる。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の「ことばが語る時代 『あとがき』に代えて」を読む。きのう読んだ冒頭の「I 詩的断層十二、プラス一」とともに、北川の60年代における詩的営為の総括になっている。ことばそれ自体が前面に出てきた時代と考えている。たしかに構造主義がまだ可能性を秘めていた時代だったと言える。
   *
トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第三十章のはじめ~。コモンウェルスの主権者の職務について。

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2018年3月18日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/18

ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第七章 終りにあたって」と補論、8ページ+注、スミ。さらに「ホッブズ研究小史」20ページ+注。これで未着分をのぞき、すべて読了。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第三講義のつづき~終り。さらに「補遺」「訳者解説」「訳者あとがき」を読んで読了。野家啓一の訳者あとがきを読んで、だいたいの位置づけはわかったが、「様相論理学」Modal Logicという領域がどういうものか、あまり判然としなかった。
   *
トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十九章を読む。コモンウェルス解体の危険要因の分析。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の「I 詩的断層十二、プラス一」のつづき~終り。2012年に書かれた60年代詩の回顧的総括。天沢退二郎の詩や詩論との対決、松下昇とのかかわり、などこの時代の〈表現〉をめぐる格闘を捉え直していて、興味深い。

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2018年3月17日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/17

安倍晋三内閣の支持率が39%に急落したという。まだそんなに支持する人間がいるのかというオドロキのほうが大きいぐらいだが、いずれにせよ、首相みずから巨大汚職をして罪を部下になすりつけているのだから、いくら亀人間の多い日本人でも我慢の限界だろう。ロッキード事件の田中角栄もビックリの悪質な森友事件はついに財務省崩壊にまで至った。麻生、菅をふくめた三極悪人は総辞職すべきだろう。六〇年代末の大学闘争時代だったら、とっくに総辞職に追いこんでいただろうが、いまごろまでこんな無能で悪質な人間たちに牛耳られる国はほかにあるか。韓国の前大統領を辞めさせた韓国民を見習うべきだ。
 ホッブズはこんなことを言っている。
《公共の財産を盗んだり、公金を使いこむことは、私人のそれを奪い欺くばあいよりもより大きな犯罪である。公の物を盗むということは、多数の者から一時に盗むことだからである。》
 近畿財務局のやったことがそれだが、その司令は内閣に決まっている。ノンキャリアの役人に責任を押しつけて自殺するほどまで追いこんだのは誰か。佐川などトカゲの尻尾にすぎない。

トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十八章「処罰と報酬について」を読む。コモンウェルス(国家)に入らない者、服従しない者、反逆する者に対しては戦争をしかけても自然の本来の権利として合法的であるとするホッブズの見解は、当時としては当然だったかもしれないが、これだと国民国家同士の戦争は否定できないし、国家反逆者と見なされる者の死は免れない。ここにホッブズ思想の危ういところがある。
   *
今井義行詩集『Meeting Of The Soul(たましい、し、あわせ)』)読了。病気のこと、母のこと、などいろいろ極私的な情報が多く、詩が自己治癒でもあることが知られる。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第三講義のつづき~。
   *
ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第五章 ホッブズと自然法論」の三節、4ページ分+注、スミ。第五章、終り。つづけて「第六章 ホッブズと部分社会」25ページ+注。この章もスミ。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の「I 詩的断層十二、プラス一」のつづき~。


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2018年3月16日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/16

ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第五章 ホッブズと自然法論」の二節、9ページ分+注、スミ。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第三講義のはじめ~。
   *
トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十七章を読む。この章では犯罪についてその種類、軽重が述べられる。ここでも自然法が市民法に優越する。
《自然法についての無知は、何人にも免罪理由にはならない。なぜなら理性の使用を獲得するにいたった者はだれしも、みずからにたいしてなされるのを望まぬことを、他人にたいしてすべきでない、ということを知っているものと考えられるからである。》(303ページ)
   *
今井義行詩集『Meeting Of The Soul(たましい、し、あわせ)』読みはじめるが、なんとも長い。アルコール依存症で入院していたらしいことが明かされており、その苦難からの回復過程が詩集のモチーフのようだが、冗長な感じは否めない。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』の「I 詩的断層十二、プラス一」のつづき~。

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2018年3月15日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/15

『加藤尚武著作集第4巻 よみがえるヘーゲル哲学』見本できる。~加藤尚武さん宅へ。見本、『加藤尚武著作集第6巻 倫理学の基礎』の仮ゲラ2本を持参。6巻の校正と著者解題は4月初めまでにしてもらう。
   *
ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第五章 ホッブズと自然法論」一節、9ページ分+注、スミ。
   *
「ヒーメロス」38号に目を通す。小林稔編集誌。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第二講義のつづき~終り。
   *
『北川透 現代詩論集成3 六〇年代詩論――危機と転生』読みはじめる。まずは「I 詩的断層十二、プラス一」の途中まで。60年代の北川の自己史が語られていて、興味深い。

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2018年3月14日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/14

「春秋」2/3月号に目を通す。
   *
加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「環境問題に対処する政治的主体の形成」の仮ゲラ通読+ファイル修正~修正仮ゲラの再印刷13ページ分、スミ。
   *
萩原印刷より「季刊 未来」春号の表紙の初校とどく。戸田事務所には届けてもらっているが、1箇所間違いを発見。~濱浦さんにtel入れ。修正を依頼。~藤野さんに転送。~夜、本文の一部抜き、とどく。チェックして責了に。
   *
加藤尚武さんにtel。あす『加藤尚武著作集第4巻 よみがえるヘーゲル哲学』見本、第6巻の仮ゲラ2本を届ける予定。ファイルの見つからない原稿2本の確認も。
   *
「タンブルウィード」3号に目を通す。若尾儀武さんがいい詩を書いている。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第二講義のはじめ~。
   *
Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部/chapitre I/L'e+'criture et l'exploitation de l'homme par l'homme(エクリチュールと人間による人間の搾取)のつづき~。デリダによるレヴィ=ストロースの言語のethnocentrisme批判。



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2018年3月13日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/13

加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「自然の歴史性から見た設計主義の限界」の仮ゲラ通読+ファイル修正~修正仮ゲラの再印刷10ページ分、スミ。
   *
ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第四章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法」一〇節~一三節、11ページ分+注。第四章、スミ。
   *
トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十六章のつづき~終り。この章では自然的なもの(自然法)と実定的なもの(実定法)の区別が論じられる。後者は
《永遠のむかしから存在したものではなく、主権を持った人たちがその意志によって法としたものである》(295ページ)
と定義される。またコモンウェルスにおける基本法とは
《君主あるいは主権を持つ合議体の別を問わず、主権者に与えられた権限、すなわちそれなしにはコモンウェルスが存立を失う権限を、国民すべてが支持するよう義務づけているものである。》(299ページ)
として、宣戦および講和の権限、司法権、官吏選任権、および公共の利益のために必要と思われるすべてを行なう権限が含まれる、とされる。
   *
「イリプス IInd」24号に目を通す。細見和之訳のツェラン=アドルノ論、たかとう匡子の新藤凉子論、倉田比羽子の女性詩をめぐる講演、いずれもよかった。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第一講義のつづき~終り。

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2018年3月12日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/12

小林康夫さんにtel。「季刊 未来」春号の「星形の庭の明るい夢(1970-1995)――オペラ戦後文化論II(9)」の電話校正。責了に。
   *
ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第四章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法」六節~九節、12ページ分+注。
   *
萩原印刷より「季刊 未来」春号の加藤尚武さんの池袋ジュンク堂トークセッション講演「哲学の使命――これからの世界をよりよく生きるための倫理」初校、出校。ほかの分とあわせて責了にする。~表2、表3の広告原稿をE-mailで送付。
   *
鈴木さんから加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「自然の歴史性から見た設計主義の限界」のテキスト処理+通読してくれたものを9ページ分、受取り。
   *
「UP」3月号に目を通す。平石直昭氏の丸山眞男論に『現代政治の思想と行動』のことがいろいろ出てくる。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第一講義のつづき~。

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2018年3月11日 (日)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/11

「図書」3月号に目を通す。
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「PO」168号に目を通す。中原中也特集だが、倉橋健一ぐらいしか読むものがない。
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ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第四章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法」三節~五節、10ページ分。
   *
トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十六章のはじめ~。市民法について。
《「市民法」とは、すべての国民にとってコモンウェルスが善悪の区別、すなわち何が規則違反で何がそうでないかを区別するのに用いるよう、ことば、文書、その他意志を示すに十分なしるしによって彼らに命じた諸規則である》(277ページ)
とホッブズは定義する。
   *
「ひょうたん」64号に目を通す。
   *
ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の第一講義のつづき~。
   *
「ぶーわー」39号、通読。
   *
『鮎川信夫全集I 全詩集』の再読つづき。
《自己の思想や観念を強固なものにする第一の要件は、言葉に対する貪欲であり、そのために我々は眼と耳を働かせて、我々の存在に訴えるすべての言葉を自己の意識の中に引きずり込まねばならない。我々の生活そのものが、頭に言葉を刻み込むことだけなのだ。》(「『アメリカ』覚書」、39ページ)

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2018年3月10日 (土)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/10

ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』の「前書き」のつづき~終り。つづけて第一講義のはじめ~。
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6時すぎ、二子玉川高島屋へ。しばらくして小林康夫さんと会い、近くのモロッコ料理店で会食。「季刊 未来」春号の「星形の庭の明るい夢(1970-1995)――オペラ戦後文化論II(9)」初校渡し。あとで追加分を送ってもらうことに。今後の執筆予定など近況いろいろ。9時すぎまで。
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「詩的現代」第二次24号に目を通す。芭蕉特集。
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ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。第三章の補論「『哲学者と法学徒との対話――イングランドのコモン・ローをめぐる――』入門」6ページ、スミ。つづけて「第四章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法」一節~二節、5ページ分。
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トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十五章を読む。助言について。
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『鮎川信夫全集I 全詩集』の再読つづき。実在しなかった姉を〈うつくしかった姉さん!〉(「姉さんごめんよ」)、〈美しく繊細で やさしかったお姉さん!〉(「落葉」)と呼ぶことの意味は、事実関係において倒錯した隠喩であり、「姉さんごめんよ!」に付された1947年3月27日という意味ありげな日付からして何者かを想定させることによって、逆に鮎川における絶対的な存在の隠喩になっている。

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2018年3月 9日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/9

深井智朗さんより速達で「季刊 未来」春号の「宗教改革から五百年5 二〇一七年はどのように記憶されるのか」仮ゲラ校正もどる。~鈴木さんにファイル修正をたのむ。結局、行は増やしてくれず、むしろ2行減った。~印刷して広告を追加して入校。深井さんにもE-mailで受取りのお礼。ゲラは送れる旨も。
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郷原宏さんよりE-mailで「岸辺のない海――石原吉郎ノート11 恢復期」の追加分とどく。7行分。~データ処理をして追加分とあわせて責了でもどす。
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萩原印刷より「季刊 未来」春号の小林康夫「星形の庭の明るい夢(1970-1995)――オペラ戦後文化論II(9)」初校、永井潤子「ドイツと私88 ようやく新政権樹立への道が開かれたドイツ」の初校、出校。小林さんの分は予想通り10行分余裕ができる。永井さんの分は7行もパンク。~小林さんにはE-mailで連絡。永井さんにもPDFをE-mailで送付。
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加藤尚武さんにtel。「季刊 未来」春号の池袋ジュンク堂トークセッション講演「哲学の使命――これからの世界をよりよく生きるための倫理」の仮ゲラ校正はできているとのこと。~すぐ取りに行く。~ファイル修正は鈴木さんに頼む。~修正ズミのファイルを印刷しながら通読+再修正。再印刷して入校。すばらしい内容になった。
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トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十四章を読む。貨幣についての考察もある。
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「現代詩手帖」3月号、読了。若手の批評を読むのはシンドイ。ことばの出所がよくわからないからだ。
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「幻竜」27号に目を通す。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部/chapitre I/L'e+'criture et l'exploitation de l'homme par l'homme(エクリチュールと人間による人間の搾取)のはじめ~。
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『鮎川信夫全集I 全詩集』の再読をはじめる。
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ソール・A・クリプキ『名指しと必然性――様相の形而上学と心身問題』読みはじめる。まずは「前書き」から。

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2018年3月 8日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/8

きのう起こし原稿を修正した加藤尚武さんの池袋ジュンク堂のトークセッション講演を加藤尚武マクロで再修正して印刷。9ページに収まるよう冒頭を削除する方針。~加藤さんにtel。これから茗荷谷に行く用事があるので、帰りに寄ってくれる由。~のち、来社。著作集第6巻の「データの摩耗度と未来文化の設計」の仮ゲラとあわせて渡す。あす受取りに行くことに。
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小林康夫さんよりtel。「季刊 未来」春号の「星形の庭の明るい夢(1970-1995)――オペラ戦後文化論II(9)」の校正。あすゲラが出るので、あさって6時に二子玉川で会って追加校正をしてもらうことに。~ファイル修正と印刷。入校へ。データはE-mailで萩原印刷の藤野さんに送付。
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高梨ひばりさんに返信E-mailで「季刊 未来」の原稿の修正版でなく、仮ゲラのPDFに赤字を入れたものを送るようにCcで返事。~のち、E-mail&FAXで校正とどく。~ファイル修正。ほぼぴったり収まった。高梨さんに返信E-mail。
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「季刊 未来」春号の目次を作成&印刷。台割表も最新版、作成&印刷。加藤尚武著作集関連広告2ページ、執筆者紹介とあとがきページ、出た本と重版案内ページを作成。ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の広告ページ以外は入校。データはE-mailで萩原印刷の藤野さんに送付。
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萩原印刷より「季刊 未来」春号の郷原宏「岸辺のない海――石原吉郎ノート11 恢復期」初校、出校。『加藤尚武著作集第4巻 よみがえるヘーゲル哲学』の一部抜きも出校。池田さんもひさびさに顔を見せる。~郷原さんに校正を送付。一部抜きセットも作成。
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「現代詩手帖」3月号、読みつぐ。
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トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十三章を読む。コモンウェルスの公的代行者の規定。

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2018年3月 7日 (水)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/7

永井潤子さんよりE-mailで「季刊 未来」春号の「ドイツと私88 ようやく新政権樹立への道が開かれたドイツ」の仮ゲラ追加修正4件。~ファイル修正と印刷。入校へ。~永井さんに返信E-mailで了解。萩原印刷の藤野さんにんもCcでファイル添付。
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深井智朗さんよりE-mailで「季刊 未来」春号の原稿「二〇一七年はどのように記憶されるのか」とどく。さっそくテキスト処理+通読。14行ほど余る。~深井さんにE-mailでPDFを送付。
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小林康夫さんよりtel。「季刊 未来」春号の原稿、6ページ以上になりそうとのことで、できれば8ページにしてもらう。~のち、tel入れ。7ページでも可、と伝える。~E-mailでとりあえずの分の原稿とどく。さっそくテキスト処理+通読。ほぼぴったり。小林さん宅にFAX&tel。
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ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第三章 『市民論』入門」11ページ+注。この章も補論を残して終り。
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鈴木さんから「季刊 未来」春号掲載用の加藤尚武トーク講演「哲学の使命――これからの世界をよりよく生きるための倫理」の起こし原稿を受取り。~講演を聞きながら起こし原稿のチェックと修正いろいろ。9ページ半になる。
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「現代詩手帖」3月号、読みつぐ。
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池井昌樹詩集『未知』通読。退職し、夫婦二人だけの生活となってますます透明裸形になった。ここから先どこへ向かうのか。
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トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十二章を読む。コモンウェルス以外のさまざまな団体や集会の不正性について。

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2018年3月 6日 (火)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/6

「季刊 未来」春号の永井潤子「ドイツと私88 ようやく新政権樹立への道が開かれたドイツ」の仮ゲラを印刷し、通読+ファイル修正。最終仮ゲラを印刷し、ドイツの永井さんにE-mail添付で送る。
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「季刊 未来」春号の高梨ひばり「障害と障害者のあいだ――〈かなりや〉の国から5」の仮ゲラ通読。ファイル修正は鈴木さんにしてもらい、最終仮ゲラを印刷し、高梨(本間)さんにE-mail添付で送る。
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「季刊 未来」春号の郷原宏「岸辺のない海――石原吉郎ノート11 恢復期」のテキスト処理+通読+ファイル修正~仮ゲラ印刷。数行余りが出たが、とりあえず萩原印刷に入校。原稿データはE-mailで藤野さんに送付。
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「ヘーゲル論理学研究」23号の加藤尚武「『弁証法』の22用語例in『法哲学』」を読む。ヘーゲルの専門家向け。
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ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第三章 『市民論』入門」11ページ+注。
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「雨期」70号に目を通す。須永紀子編集誌。
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トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十一章「国民の自由について」を読む。主権者への服従においても恐怖や危害から身を守る自由だけは担保されている。
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『鮎川信夫全集II 評論I』で「比喩論二題」再読のつづき~終り。
《詩人が隠喩を用いるのは、むろん自分のためばかりではなく、世界を覚醒させるためである。》(276ページ)
 ちょっと違うんだけどな。
《隠喩の本当の値打ちは、二度と繰り返しのきかないところにある。》(277ページ)
 これはまだいい。
《メタフォー(隠喩)は、シミリ(直喩)の圧縮されたかたちとして考えられる。》(280ページ)
 これはクインティリアヌスがすでに大昔に言っていたことだ。

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2018年3月 5日 (月)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/5

加藤尚武著作集第6巻収録予定の単行本未収録論文「データの摩耗度と未来文化の設計」の加藤尚武マクロによる一括処理、タグ付け、仮ゲラ印刷+通読+ファイル追加修正、8ページ、スミ。最終仮ゲラを再印刷。
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郷原宏さんよりE-mailで「季刊 未来」春号の原稿「岸辺のない海――石原吉郎ノート11 恢復期」とどく。第二次「走都」2号の感想もいろいろ。~受取りとお礼の返信E-mail。
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ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第三章 『市民論』入門」9ページ+注。
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「兆」177号に目を通す。小松弘愛、林嗣夫ら実力派のそろう詩誌だ。
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「アリゼ」183号に目を通す。以倉絋平発行誌。
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佐々木健一編『創造のレトリック』のバーバラ・レオンダー「隠喩と幼児の認識」を読む。
《隠喩の使用は、合理的且つ論理的であるだけでなく、それはさらに不可避なものとなる。選択するしないに拘わらず、人は隠喩の内で考えるのである。実際、隠喩なくしては、思考そのものが――ましてや新奇な、あるいは創意のある思考は――生まれようがないのである。》(235ページ)
 編者解説、編者あとがきも読んで読了。基本的に書かれたもののレトリック研究であって、その意味では収穫もないではないが、レトリックそのものが書くことの現場になにか創造的な技法のヒントを教えてくれるものはなにもなかった。30年以上まえの翻訳だからしかたないか。
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「現代詩手帖」3月号、読みつぐ。

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思考のポイエーシス・日録篇2018/3/4

きのうは現代詩人賞第二次選考委員会とその二次会、三次会。きょうは東松山の原爆の図丸木美術館での石川真生「大琉球写真絵巻」展に行く。本を読む時間がほとんどなかった。選考委員会も終わり、詩集読み直しから解放されたので、これまでの分をとりもどしたい。
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佐々木健一編『創造のレトリック』のニコラ・リュウェ「提喩と換喩」のつづき~終り。この論文は煩雑だが、いちおう読ませる。
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Jacques Derrida: De la Grammatologieの第2部/chapitre I/la guerre de noms propres(固有名詞の闘い)のつづき~終り。ルソー、マルクス、フロイトの一致点を見出すことは可能か、という問い。
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「ze+'ro」9号に目を通す。暮尾淳発行。
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トマス・ホッブズ『世界の名著23 ホッブズ』の『リヴァイアサン』の「第二部 コモンウェルスについて」の第二十章を読む。

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2018年3月 2日 (金)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/2

ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第二章 ホッブズの政治理論」の一四節~一五節、9ページ分+注。第二章、スミ。「第三章 『市民論』入門」5ページ+注。
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「現代詩手帖」3月号、読みはじめる。対談で星野太がこんなに現代詩に関心をもっているとは思わなかった。
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川上明日夫詩集『白骨草』再読。〈白骨草が咲きましたか(よ)〉が末尾で反復され、生きることへの余情が残る、静謐な境地をあらためて確認した。
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佐々木健一編『創造のレトリック』のニコラ・リュウェ「提喩と換喩」を途中まで読む。リエージュ大学のレトリック研究グループ批判。かれらの『一般レトリック』Rhe+'torique ge+'ne+'raleは学生時代に話題になった本だ。
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八重洋一郎詩集『日毒』再々読。その怒りはときになまなましすぎて概念的になるが、それだけ言語が肉と精神に刻みつけられているということだろう。「手文庫」に現われた沈黙と血の怒りはそれの反転した内面化である。

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2018年3月 1日 (木)

思考のポイエーシス・日録篇2018/3/1

ノルベルト・ボッビオ『ホッブズの哲学体系――「生命の安全」と「平和主義」』の仮ゲラ通読+ファイル修正つづける。「第二章 ホッブズの政治理論」の一〇節~一三節、15ページ分+注、スミ。
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萩原印刷より『加藤尚武著作集第4巻 よみがえるヘーゲル哲学』本文白焼き、出校。~チェックして責了に。加藤さんに書き込みした赤字に修正がいくつか出た。あす朝、引取り。
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エーリッヒ・アウエルバッハ『ミメーシス――ヨーロッパ文学における現実描写 下』(筑摩叢書) の「第二十章 茶色の靴下」読む。ヴァージニア・ウルフからプルースト、ジョイスまで。
《さまざまな人々の任意の時点における生活を、外面からあるいは内面から、なんの底意もなく精密に描こうとする描写法》(310ページ)
とくくりだしている。後記、訳者後記も読む。長い中断をはさんで3年ぶりに読了。1944年、イスタンブールという不利な状況での執筆作品であった。
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佐々木健一編『創造のレトリック』のヴァージル・C・オルドリッチ「視覚的隠喩」のつづき~終り。絵画を隠喩と結びつけて論じたもので、レトリック研究者はどうしてこうもおもしろくないかの典型。

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