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2017年7月13日 (木)

読み書き日録2017/7/13

大岡信『現代詩試論 詩人の設計図』(講談社文芸文庫) の「シュルレアリスム ひとつの視点」のつづき~終り。
《シュルレアリストの詩作品は、霊感を与えられ、言いかえれば想像力を解放された読者との共同的な創造行為によってはじめて完成されるものといえる。その意味でぼくらは、詩的想像力と技術の解放、個人的なもろもろのタブーを打ち破ってゆく勇気を得る上で、常にシュルレアリスムに帰ることができるし、そこから必ず何らかの前進的エネルギーを汲みとることができるだろう。》(328-329ページ)
 大岡信はシュルレアリストではなかったが、若いときは相当な支持者だったことがわかる。
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「生き事」12号に目を通す。佐々木安美が前立腺肥大の組織採取のことを書いているが、そのさいの大きな採取音にはわたしにも経験がある。あんなに大げさな音を立てなくてもいいのに、と思ったことがある。
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Jacques Derrida: De la Grammatologie の Premie`re Partie/chapitre I/Le signifiant et la ve+'rite+'のつづき~終り。
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G・W・F・ヘーゲル『歴史哲学講義(下)』(岩波文庫) の第二部「ギリシャ世界」の「第3篇 外交の時代」の第二章~第三章。
《ギリシャの共同体精神は、最高の美しさと愛らしさと魅力をもってあらわれてはいるが、しかし、精神的な自己意識の最高の段階をしめすものではありません。そこには、思考が自分を反省するという無限の形式が欠けている。…思考が自分で自分をとらえる、という無限の自己意識が成立していないといってもよい。》(73ページ)
 どうもこのあたりヘーゲルの思考が独断的になっている。

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