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2017年6月12日 (月)

読み書き日録2017/6/12

友人・知人から第二次「走都」創刊号のお礼や感想がぼつぼつ届きはじめる。なかでも小林康夫さんから詩「発熱装置」について「このまま数千行、いや、数万行、書くべき」との激励はうれしい。あとは仲里効さんから「沖縄詩篇」を喜んでもらったり、繁忙のなかだからこそ生み出されざるをえない詩と批評の言葉との激励もわかってもらえてうれしい。わかるひとはわかってくれるんだなあ。
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「みすず」6月号に目を通す。大井玄さんの医療論はおもしろい。現代の医療がいかに機械に頼っていて触診も問診もしないかを体験にもとづいて批判している。なんでも心のない効率化はだめだ。
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加藤尚武著作集の『ヘーゲル哲学の形成と原理――理念的なものと経験的なものの交差』のファイル修正+印刷+通読、再開。「第五章 疎外と承認――『精神現象学』における疎外論の構造」のはじめ~三節。
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ダグラス・ラミス『ダグラス・ラミスの思想自選集 「普通」の不思議さ』読みはじめる。冒頭の「イデオロギーとしての英会話」が古いものだが、英会話教室の差別意識を批判していて読ませる。
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『石川啄木全集 第二巻 詩集』の「雑誌に発表された詩」の部、つづき。
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アドルフ・ヒトラー『わが闘争(下)II 国家社会主義運動』(角川文庫) の「第十三章 戦後のドイツ同盟政策」のつづき。
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『新潮世界文学32 リルケ』で「マルテの手記」を読みつぐ。第二部のつづき。犬が自分を「死」から守れなかった「僕」のせいにして死ぬ話は切ない。
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ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル『歴史哲学講義(上)』(岩波文庫) 序論の「B 歴史における理性とはなにか」のつづき~。
《歴史上の偉人とは、自分のめざす特殊な目的が、世界精神の意思に合致するような実体的内容をもつ人のことです。》(58-59ページ)
《世界史的個人は世界精神の事業遂行者たる使命を帯びていますが、かれらの運命に目をむけると、それはけっしてしあわせなものとはいえない。かれらはおだやかな満足を得ることがなく、生涯が労働と辛苦のつらなりであり、内面は情熱が吹きあれている。》(60ページ)
 そういう意味ならプチ世界史的個人も世にはいっぱいいるんだが。



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