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2017年4月19日 (水)

読み書き日録2017/4/19

「るなりあ」38号、「かいぶつ句集」93号に目を通す。それぞれ荻悦子、新井高子が書いている。
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アドルフ・ヒトラー『わが闘争(上)I 民族主義的世界観』(角川文庫) の第6章「戦時宣伝」読む。
《残酷きわまる武器も、それがより迅速な勝利を条件づけるならば、人道的であった。》(257-258ページ)
 この凶暴さはヒトラーの本質だが、広島・長崎への原爆投下も容認し、現在のトランプ=安倍による北朝鮮核攻撃恫喝も許されることになる。まことに狂人の没論、ひとりよがりは危険きわまりない。
《大衆の受容能力は非常に限られており、理解力は小さいが、そのかわりに忘却力は大きい。この事実からすべて効果的な宣伝は、重点をうんと制限して、そしてこれをスローガンのように利用し、そのことばによって、目的としたものが最後の一人にまで思いうかべることができるように継続的に行なわれなければならない。》(260ページ)
 この巧まざるユーモアというか、この狂気の男は宣伝の本質を知り抜いていた。
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Gustave Flaubert: Madame Bovary 第III部VI章のつづき。
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テオドール・W・アドルノ『否定弁証法』の第一部「存在論との関係」のII「存在と実存」10節~14節、読む。これで第一部、読了。
《真理が実際に主観〔主体〕性であり、思想が主観の反復以外のなにものでもないとすれば、思想など無きにひとしいものになろう。》(158ページ)
《実存は、みずからそれへと外化される他なるものを欠いているため、……自分が思想の規準であると布告して、単なるその通達でしかないものに権威主義的に効力を与える。》(158-159ページ)
 徹底した実存(主義)批判だ。
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『リルケ全集3 詩集III』で「オルフォイスへのソネット」の註解の第一部26節を読む。これで第一部、終り。さらに第二部の導入~1節。

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