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2017年4月15日 (土)

読み書き日録2017/4/14

アドルフ・ヒトラー『わが闘争(上)I 民族主義的世界観』(角川文庫) の第3章「わがヴィーン時代の一般的政治的考察」のつづき~了。ヒトラーの分析力は意外に的確で侮れないことがわかる。日本の政治家でここまで書けるひとは残念ながらきわめて稀だ。
   *
高良留美子詩集『その声はいまも』通読。東日本大震災のさいに防災放送に殉じた女性職員の忘れえぬ声を津波に表象される自然の仮構された思惟のなかに読み込んだタイトル作は確かにいい。戦争体験や昭和天皇の死の前後、母(高良とみ)との葛藤など、個人史的記憶を丹念に掘り起こしている。
   *
「詩的断章」で沖縄詩篇を書きはじめる。とりあえず「沖縄詩篇1」とする。以下は未定稿。

まずは機上のひととなる
ヤマトの人間として
親しいひとたちが待ってくれている
あの歓待の国ウチナー沖縄へ
欲にまみれた身内主義の亡霊からはるかに遠く
権力に犯されようとしている基地の島へ
米兵の妻かもしれない女も乗っている飛行機の中で
ナチの首領が書いた闘争本を読む
侮れない筆力に驚いてもいられない
所詮は悪魔の妄想
まことのなかの嘘

嘘のないひとたちの待つ居酒屋
驚天動地の爆弾発言を用意している元裁判官
もはや居酒屋政治論どころではない
ことばも熱いがこころも熱い
燃えることばが詩に転化する
沖縄にはなぜ詩人が多いのか
散文では追いつかない思想があるのだ
言語の亜熱帯ならぬ亜言語帯の
批評家も詩がきらいじゃない
詩の書けないわたしも
なんだホラホラ詩が書ける
ヤマトの拘束から解放されて
とても自由なわたしです

「戦後が終わると宮古が見える」
と書いた詩人がいたが
行ってみたい宮古は意外と遠い
そこを通り越して石垣島まで
行ってみたことがある
これは秘密だけど
哲学者と女性ムヌカチャーとね
島を一周して驚いた
ちょっと行くだけで気候がくるくる変わる
景色も変わる
それにしてもうわさの石垣ステーキは良かった
石垣ラーメンも
それに何と言ったか戦争博物館
マラリアで多くのひとが死んだが
実際は軍の機密で見殺しにされたのさ
よくある話だ
軍隊は人殺しのシステム
敵も味方もありゃしない
ひとが死んでナンボの世界
裏でほくそ笑む死の商人たち
原発企業もおんなじだ
東芝くたばれ三菱重工ばかやろう日立の偽善者め
そう言えば悪の元凶東電関電
その裏につながるこころ卑しき悪党政治家
ああいやだ おおいやだ
せっかくの詩的気分が台無しだ

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