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2017年3月 3日 (金)

読書日録2017/3/3

T・S・エリオット『文芸批評論』(岩波文庫) で「批評の機能」再読。
《実際、作品を書く場合に作家が投下する労働の大部分を占めるのは批評的労働であろう。別の言葉でいえば、ふるいにかけたり、つなぎ合わせたり、組み立てたり、けずったり、直したり、ためしたりする労働だが、このやっかいな仕事は創造的というだけでなく批評的である。》《批評的活動は、芸術家のはたらきで創作と結合した一つのかたちになってもっとも高くほんとうに完成したものになるのだ。》(49, 50ページ)
 エリオットは批評的活動の創作活動にたいする積極的価値を高く評価する。鮎川信夫や大岡信が受け継ぐ重要なポイントだ。
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「現代詩手帖」3月号、読みはじめる。まずは詩作品から。
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Gustave Flaubert: Madame Bovary 2ページ分。
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『鮎川信夫全集IV 評論III』の再読つづける。「ヴァレリイについて」再読。70年前の二〇代のときの文章だからしょうがないが、誤解だらけのずさんな文章だ。「ボードレールについて――近代的心情」も読む。
《ボードレールの抱いた夢が、常に破滅的であったということは、改めてわれわれに近代的自我の暗い宿命を考えさせずにはおかないものがある。なぜならば、それはすべての現代の詩人にも関係があることだからである。》(320ページ)

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