« 読書日録2017/3/9 | トップページ | 読み書き日録2017/3/11 »

2017年3月10日 (金)

読書日録2017/3/10

この3日ほどは支払い準備のうえに「季刊 未来」春号の原稿(自分もふくめて)がドサッときて、テキスト処理から仕上げまでに忙殺されて読書はおろかゲラ読みさえもがほとんどできなかった。ここからまた復活。

   * * *

T・S・エリオット『文芸批評論』(岩波文庫) の「ボドレール(ママ)」再読。
《とくにフランスの詩が言葉の上に創意を出そうとあせっていたちょうどそのとき、ボドレールはこのような創意を出したのだから、偉大な詩人として詩の歴史上のりっぱな境界標となるだけの価値は十分にある。事実ボドレールはどの国語でも_¨近代¨_詩のなかではいちばんすぐれた手本である、なぜならいままで知っているうちではその詩やその言葉が完全な革新にもっとも近いからだ。》(196ページ)
 エリオットのボードレール評価はここにある。
《人間の栄光は救済をうける可能性だということは本当だが、その栄光は罰をうける可能性だということもこれまた本当である。政治家から窃盗にいたるまでたいていの悪人について言えるいちばん悪いことは、この悪人たちが永劫の罰をうけられるだけの人間でないということだ。》(201ページ)
 これは安倍晋三と森友学園の理事長のことを指しているかのようだ。エリオットの先見の明。
   *
日本の民話75『奈良の民話』の初校通読、つづける。山中【さんちゅう】(東大和)の部30話53ページ。山中の部、スミ。

|

« 読書日録2017/3/9 | トップページ | 読み書き日録2017/3/11 »

読書日録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1007862/69875050

この記事へのトラックバック一覧です: 読書日録2017/3/10:

« 読書日録2017/3/9 | トップページ | 読み書き日録2017/3/11 »