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2017年2月 7日 (火)

読書日録2017/2/7

「現代詩手帖」2月号、読みはじめる。今号はボブ・ディラン特集。特集以外のところはだいたい読む。
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『北川透 現代詩論集成2――戦後詩論 変容する多面体』で辻井喬論2本、読む。最近つまらない辻井論が出ているが、さすがに北川の論は辻井にこびずに勘所をつかんでいる。むかし八ヶ岳の辻井さんの別荘でふた夏つづけて若手座談会に参加したことを思い出す。その後、この記録は「現代詩手帖」の別冊かなにかになったが、辻井さんも途中から顔を出して参加してくれた。その後、お会いしたときに「あのときはおもしろかったね」と声をかけてくれた。柔軟なひとだった。
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『北川透 現代詩論集成2――戦後詩論 変容する多面体』で、つづけて御庄博実論を読む。原爆被爆したひとたちの救護にあたった医師として献身的な活動で知られたひとだが、代々木病院で共産党から除名処分を受けて追い出されようとした結核患者の黒田喜夫を主治医として擁護した筋金入りの医者でもあり、さらに60年安保のさいに権力によって虐殺された樺美智子を検死して、それが女子学生の腹部を警棒で突くという悪質な機動隊上司の指示による腹部破裂による死であったことを怒りをもって糾弾した正義のひとでもあった。晩年に寄贈していただいた詩集『燕の歌』に感銘を受け、本を出させてもらいたいと思ったが、そのときには亡くなられたあとだった。

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